2017年1月27日

『より少ない生き方』 ジョシュア・ベッカー・著 vol.4573

【全米ベストセラー】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761272279

こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』が世界的ベストセラーとなり、『フランス人は10着しか服を持たない』がベストセラーとなり、無印良品が世界中の先進都市で売れています。

※参考:『人生がときめく片づけの魔法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763131206

※参考:『フランス人は10着しか服を持たない』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479782990

そんな時代に、今さらミニマムライフの本なんて、と思ってしばらく本棚に放置していた本を手に取ってみたところ、素晴らしい本だったので、ご紹介します。

『より少ない生き方』は、毎月100万人以上が訪問する、ミニマリズム生活を紹介するウェブサイト「BecomingMinimalist.com」の創設者、ジョシュア・ベッカーによる全米ベストセラー『THE MORE OF LESS』の邦訳。

ものがありすぎるとむしろ幸せから遠ざかってしまう、ものを減らすことで幸せになれる、というのはいろんな本で述べられていることで、今さらコメントすることもないですが、心に響いたのは、以下の言葉でした。

<ミニマリストになると、その瞬間からいちばん大きな夢を追求する自由が手に入る>
<大切なのは、もっと大きな人生を生きることだ>

ミニマリズムの考え方が広まったことで、世の中では、お金の価値が急落している感がありますが、お金があってもなくても、恐怖にとらわれ、自分の人生を生きられていないのであれば、同じこと。

本書には、読者が自分の人生を思う存分に生きるためのヒントが書かれています。

さっそく、内容をチェックして行きましょう。

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ものが増えると、ものに支配されるようになる

コメディアンのウィル・ロジャースはこんなことを言っていた。
「あまりにもたくさんの人が、自分で稼いだわけでもないお金を使って、欲しくもないものを買い、好きでもない人を感心させようとしている」

家庭内の収納や片づけに関するビジネスは今や80億ドル規模で、年に10パーセントの急成長を続けている。それにもかかわらず、全体の10パーセントの家庭がレンタル倉庫サービスを利用している。ちなみにこのレンタル倉庫も急成長を続けていて、過去40年でもっとも成長した商業不動産ビジネスだ

◆ものを手放すことで得られるメリット ※一部紹介
・時間とエネルギーが増える
・お金が増える
・自由が増える
・環境にやさしい
・質のいいものを持てる
・人と比べなくなる

「やってみよう。せっかくお金があるのだから、意味のあることに使わないと」

まだかなえていない、いちばん大きな夢は何だろう?(中略)大切なのは、もっと大きな人生を生きることだ

何も処分せず、ただ今あるものを片づけるのは、一時的な解決策でしかない。片づけを永遠にくり返すことになる

人はそれぞれ目的のために生きている

マーク・トウェインはかつてこんなことを言った。「人生でいちばん大切な日は、自分が生まれた日と、生まれた理由を見つけた日だ」

成功を賞賛するのは正しい。しかし、過剰なライフスタイルを賞賛するのは間違っている。この2つの違いを知れば、人生を変えることができるだろう

人の価値は所有物では決まらない

3カ月の間、衣料品は33アイテムだけ使っていいことにする。33アイテムの中には、靴とアクセサリーも含まれる(ただし、下着、パジャマ、運動をするときに着るものは別だ)

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正直言って、最近読んだ本のなかで一番感動しました。

自分の半生を振り返って、感極まりました。

自分は何に囚われているのか、自分にとって不必要なものは何なのか、何を捨て、何を残すべきか、自分の人生の目的とは何なのか…。

いろんなことに気づかせてくれる、啓発の書です。

ぜひ読んでみてください。

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『より少ない生き方』ジョシュア・ベッカー・著 桜田直美・訳 かんき出版

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761272279/

<Kindleで購入する>
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<楽天ブックスで購入する>
http://bit.ly/2kzHX2i

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◆目次◆

第1章 より少ない生き方を始める
第2章 ものを減らして自由になる
第3章 自分らしいより少ない生き方を見つける
第4章 消費社会の罠を知り尽くす
第5章 自分の中にある「欲しい」という気持ちを探る
第6章 簡単なところからものを手放していく
第7章 どうしても手放せないものと向き合う
第8章 少ないもので暮らす実験をする
第9章 より少ない生き方を維持する
第10章 家族でより少ない生き方をする
第11章 ものを手放して「意味のある人生」を実現する
第12章 何のために生きるのかを見つめる
第13章 ものの少ない暮らしの先にあるもの

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