2016年8月28日

『わが息子よ、君はどう生きるか』フィリップ・チェスターフィールド・著 竹内均・訳 vol.4421

【全世界1100万部!突破の人生論】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837957706

土井の愛読書に、『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』という名著がありますが、どうやら父から息子への愛情あふれる手紙は、これだけではなかったようです。

※参考:『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102428011/

本日ご紹介する一冊は、全世界で1100万部を突破しているという人生論の古典で、不朽の名著と呼ばれているフィリップ・チェスターフィールドの、『わが息子よ、君はどう生きるか』。

18世紀イギリス最大の教養人の一人と言われ、大使・閣僚としても活躍した著者が、自分の息子に宛てて、人生全般の心得を説いています。

時間の使い方や、教養の大切さ、人間関係で気をつけることなど、現代にも通じる、普遍の真理が説かれています。

他人とのやり取りや会話のアドバイスが充実していて、今流行の雑談本と併せて読めば、きっと役立つこと、請け合いです。

人生の成否は、若い頃、心にまいた肥料で決まるような気がしますが、本書はまさにその肥料をまいてくれる一冊です。

さっそく、その珠玉の言葉をのぞいてみましょう。

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まず若いうちに知識の基盤をつくってほしい。そうでなければ、それ以降の人生を君の思い通りに生きることは難しい

悪事は許されることがあっても、侮辱は許されることがない

自分の意見は控えめにはっきり言う。ほかの人の話は気持ち良く聞く

どんなことがあっても避けたほうがいいのは、程度の低い人たちとつき合うことだ

そもそも「一般論」というものが正しかったためしなどないに等しい

知識は懐中時計のように、そっとポケットにしまい込んでおけばいい

社会でいっぱしの人間になりたい。そのためには、話がうまくなくてはならない

のんびりと暮らすことは、君の年ではまだ許されない

手順を決め、それに従って物事を押し進めていくことこそ、仕事を能率よく仕上げるコツだ

関心を持つに値することだけに関心を持つことが大切だ

歴史は、人間が社会のなかで生きていくうえで、どの学科よりも必要なもの

いくらすばらしい人たちと友好を深めても、君に相手を喜ばせようという気持ちがなければ、何にもならない

会話とは、共同でつくり上げる公共のものなのだ

相手を一番喜ばせるほめ方は、少々戦略的ではあるが、陰でほめることだ

分別のある人は、服装に個性が出ないように気を配るものだ

礼を尽くすことは、善行の次に、人々の心をとらえることではないか

どんなに親しい間柄でも、それを壊したくなかったら、長続きさせたかったら、ある程度の礼儀は必要なのだ

心のなかにどんなに感情の嵐が吹きすさんでも、それを顔や言葉に表さないよう、完全に自分の感情を隠せるよう努力しなさい

無敵だったアキレウスも、戦場に出かける時は完全武装した

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ビジネスパーソンであれば、ビジネスに特化した『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』がおすすめですが、わが子を教養人に育てたい親なら、これは要チェックの一冊です。

社会人が読んでも、人付き合いについていろいろと考えさせられることが書かれていました。

ぜひ読んでみてください。

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『わが息子よ、君はどう生きるか』
フィリップ・チェスターフィールド・著 竹内均・訳 三笠書房

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◆目次◆

第1章 わが息子へ
第2章 「人間の器」を大きくする生き方
第3章 一生の友情をどう育てるか
第4章 自分の「意見」を持て
第5章 「最高の人生」を送る日々の心がけ
第6章 自分の「殻」が固まらないうちにやっておくべきこと
第7章 「人間関係」の秘訣
第8章 自分の「品格」を養う
第9章 わが息子に贈る「人生最大の教訓」
訳者解説 竹内均

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