2016年6月13日

『自分を操る超集中力』DaiGo・著 vol.4346

【DaiGoが教える、集中力の鍛え方】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761271760

最近、片づけ本やダイエット本、健康本などをひと通り読んで、今のベストセラートレンドのほとんどは「情報過多」「過剰選択肢」「気が散る環境」が生み出していることに気づきました。

コロンビア大学ビジネススクール、シーナ・アイエンガー教授の『選択の科学』が出されたのはもう6年も前のことですが、過剰な選択肢の弊害に、われわれはそろそろ気づくべきなのかもしれません。

※参考:『選択の科学』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163733507
人間が食べられる量に限界があるように、消費できる情報にも限界がある。そして何かを成し遂げる意志の力にも。

本日ご紹介する一冊は、この意志の力(ウィルパワー)の原理を知り、集中力を操る方法を、メンタリストDaiGoさんが説いた一冊。

発売1週間で10万部を突破したそうで、確かに読んでみたところ、時代にマッチしたノウハウが入っています。

・どうすればトレーニングでウィルパワーを増やすことができるのか
・どうすればウィルパワーの消費量を節約することができるのか

2点からノウハウを提供しており、これは実用的な内容です。

日々の仕事にはもちろん、試験勉強にも役立つと思います。

さっそく、ノウハウの一部をのぞいてみましょう。

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日頃、無意識に行なっている行為を「やらないようにすること」は強い集中力を必要とする

前頭葉には、「なにかをやる」「なにかをやらない」「なにかを望む」という選択や決断を担う領域がそれぞれあります。そしてその1つひとつの領域を使った選択や決断の際に、たとえそれがどんな小さなことであっても脳は集中力を使い、ウィルパワーも減っていくのです

多すぎる選択肢は、ウィルパワーを人間から奪い、結局、決断できなくなる

決断をしないで取り組んだほうが、長く粘れるということ。どんな小さなことでも意思決定をしてから作業に入ると、それだけ集中できる時間は減ってしまう

勉強机にモノを置くなら、水色が最適です。なぜなら、「水色には、集中力を高め、体感時間を短くする効果がある」と言われているから

勉強机に赤色のペン立てを置くのは最悪で、赤の持つ心理効果によって思考力が低下してしまうことがわかっています。赤を使って「成果」が上がるのは、運動と恋愛の場合だけです

机の上や家の中がきれいに保たれていないと、勉強や仕事に向かう集中力は下がり、合わせて自己コントロール機能も低下するので、家族と喧嘩しやすいなどのデメリットが生じます

集中したい対象以外、「なにもない場所」をつくることで自然と集中力は高まり、勉強も仕事も捗っていきます

天井の高い部屋のほうが人はアイデアを生み出しやすくなる

天井の低い部屋は細かい作業に集中しやすくなる

昼間に浴びるブルーライトは集中力、分析能力、思考力を高めてくれる

「低GI食品」と「間食」が、集中力を持続させる

持ち物と選択する機会を減らせば、集中力は自動的に上がる

意思決定を減らせば減らすほど、ウィルパワーは消費されなくなります

「スケジュールに余白をつくる」
このメソッドを身につけると、思い通りに予定を消化できなかった日の挫折がなくなります

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最近は、オフィスも自宅も片づけたので問題ありませんが、以前は随分と集中力を削がれる環境にいたということがわかりました。

これはなるべく多くの方に伝えてあげたい知識ですね。

ぜひ、買って読んでみてください。

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『自分を操る超集中力』DaiGo・著 かんき出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761271760

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◆目次◆

第1章 集中力を自在に操る3つのルール
第2章 高い集中力を生み出す7つのエンジン
第3章 疲れをリセットする3つの回復法
第4章 集中力を自動でつくり出す5つの時間術

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