2016年3月26日

『自分をバージョンアップする外食の教科書』 本郷義浩・著 vol.4267

【外見より外食?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484162032

随分昔のことになりますが、テレビ番組で、ある有名プロデューサーの方のエピソードが紹介されていました。

その方は、後ほどヒットを連発するテレビプロデューサーになったのですが、若い頃、メンターにこんなことを言われたそうです。

「君はどんな番組を作りたいんだい?」
「ゴージャスな番組が作りたいです」
「だったら、ゴージャスな食事をしなきゃダメだよ」

これを受けて彼が訪れたのが、箱根のオーベルジュ オー・ミラドー。

ここで大いなるインスピレーションを得たと番組では伝えていました。

確かに、一流のお店に行って一流の仕事に触れれば、自分のなかの基準値が変わります。

最近はダイエットもあって大変ですが、それでも一流の仕事を食べることで、センスが培われるのは間違いありません。

そこでご紹介したいのが、本日の一冊『自分をバージョンアップする外食の教科書』。

毎日放送のカリスマプロデューサーで、食番組を作らせたら超一流の本郷義浩さんによる、注目の最新刊です。

本書には、われわれビジネスパーソンがどう外食を利用して自分をバージョンアップするか、その勘所が書かれています。

食イベントで集客するヒントも書かれており、イベント企画に関心のある方は、読んでおくといいかもしれません。

さっそく、気になった部分をチェックして行きましょう。

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「外食」でリスクをとって冒険してみる。自分をこぢんまりまとめているバリアを破り、一歩踏み出して、身近な秘境の扉を開けてみる

◆ロマネ・コンティを飲み、一食10万円かけて起きた心理的変化
・特別な会を企画、成功したことで自信が強化された
・自分の金銭感覚を超える体験をして、「せこさ」、「ケチくささ」から脱却できた
・ちまちま倹約するくらいなら、働いて収入を増やそうという考え方になった

12歳年上の先輩と食事に行ってみる

簡単な食日記が、過去を見直し、大層ではありますが、自分を見つめ、未来を切り拓くきっかけとなってくれる

自分の「ラッキーフード」を3つ決める

夜の予定を入れない

◆ダメな部下のサイン
・愚痴を言う ・現状を嘆く ・他人の悪口を言う

女子会を企画して感性マーケティングをする

「麻婆十字団」の戒律 2015年8月13日公布
・毎月第2火曜日を麻婆豆腐の日とする。団員は必ず麻婆豆腐を食べるべし。
・麻婆豆腐を食べる前には必ず麻辣(マーラー)神に感謝し、その際「いただきマーボー」と小さな声で唱えるべし。
・仕事や家庭のつらいこと、もめごと、嫌なことがあったら、辛さを増量して、痺れて泣いて忘れるべし。
・1度に2種類以上の麻婆豆腐を食べられる機会を得たときはマーラー神に感謝し「うーマーボー」と喜ぶべし。同好の士の間では、ばかばかしい戒律、ルールほど盛り上がります

「おいしい店を知っている人」のところに人は集まる!

食事会はネーミングで決まる

7000~8000円の会費で100人呼ぶなら目玉企画を考える必要がある

大人数を集客するには、2か月以上先のウィークデーの夜7時からに会を設定する

「その年の一番の当たりの店」に妻を招待する

「頂点」の店に一度は行ってみる

還暦までに「私の好きな店100軒」を決める

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自己啓発書としては、もうちょっと突っ込みたいところですが、会のネーミングノウハウ、著者とっておきの飲食店リストなどは、ぜひ使ってみたいところです。

外食で人脈を広げたい方に、おすすめの一冊です。

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『自分をバージョンアップする外食の教科書』本郷義浩・著 CCCメディアハウス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484162032

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◆目次◆

第1章 身近な秘境の扉を開ける冒険外食術
第2章 部下の心をぐっとつかむリーダーとしての外食術
第3章 フェイスブックを使い倒して自分をバージョンアップするSNS外食術
第4章 パーソナル人脈がみるみる広がるモテる外食術
第5章 後半生の自分をバージョンアップする50歳からの外食術

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