2016年3月4日

『だったら「仕事」やめちゃえばぁ…!?』麻雅八世・著 vol.4245

【ある意味真実】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4772660623

読んでいてワクワクする本というのは、いくつか種類がありますが、そのうちの一つは、「こんなこと書いちゃっていいの?」と、読んでいるこっちが心配になってしまう本。

それは、金銭的に価値が高い場合や、思想的に「ヤバイ」場合、「秘密」に類する場合がほとんどだと思います。

本日ご紹介する一冊は、かつて1億3000万円の借金を負っていたにもかかわらず、その後ビジネスで大成功。働かないで自由に生きることを続けて、現在「7200日連休」という著者が、書いたらヤバイ、資本主義の現実を述べた一冊です。

著者は、「好きなことをして生きていけるほど、世の中そんなに甘くはないよ」という世間に対し、その真相をこう述べています。

<「好きなことをして生きていけるほど、世の中そんなに甘くはないよ」(中略)だいたい多くの大人たちはそう言うからね。キミの身内や、身近な人ほど、きっとそう言うと思うよ。なぜなら、キミに失敗してほしくないから。つまり、未知なことに挑戦してほしくないんだ。面倒なことが起こりそうだからね。本当のことを言うと、キミに成功してほしくない……という気持ちも、じつはあるんだ。キミだけが成功したら悔しいからね>

また、「民間給与実態統計」をもとにはじき出される、日本人の平均年収約400万円を、じつはお金持ちが含まれていないと喝破し、サラリーマンの常識をことごとくぶち壊しています。

他人のために時間を切り売りすることの不毛さ、金銭的に不自由なことの問題点など、タブーにことごとく切り込んでおり、じつに痛快な一冊でした。

さっそく、その内容を見て行きましょう。

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日本人の平均年収は約400万円と言ったけど、じつはこれ、ウソなんだよね。正確に言うと、「日本人の平均年収」ではなく「民間給与実態統計」、つまり「サラリーマンの平均年収」なんだよ(中略)つまり、給料以外の所得、たとえば株や海外投資での利益、不動産所得、企業投資による配当、特許収入、印税収入などがたくさんあるお金持ちの人たちの収入は、この中には入っていない

キミは時間を会社に売って、給料をもらっているんだよ

会社に自分の時間を切り売りするということは、自分のために使える時間が減るということ。自分のために使える時間が減るということは、自分のやりたいことができなくなるということ。すなわち、自由がなくなるということなんだよ。もっと言えば、人生そのものがなくなっているわけだよ

自由とは、「好きなことを、好きなときに、好きな人と、好きなところで、好きなだけできる」状態のこと

いざというときに、最愛の人の命を救えるくらいのお金はあったほうがいい

キミが女性で専業主婦になりたい場合は、みてくれよりも性格がよく経済力のある男性と結婚しなさい。キミが男性で結婚したい場合は、自分のみてくれを磨くよりも経済力をつけなさい

「自分には力があるんだ!」と思い出すにはどうすればいいと思う? 答えは簡単。自由にのびのびと生きている野生の象の群れに入れてやればいい

じつは、ポジティブ・シンキングは成功するために最低限必要な条件であって、ほかにも必要な条件があるんだ。じゃあ、それは何なのか? それは可能思考。すなわち「ポッシブル・シンキング」だ

人生を豊かにするためには絶対に「目的」が必要

◆人生を変える「3K」
「気付く」「決める」「行動する」

簡単に言うとチャンスっていうのは、ほとんどが「新しいもの」「新しいサービス」に訪れる。つまりキーワードは「新しい」ということ

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「ポジティブ・シンキング」よりも「ポッシブル・シンキング(どうすれば可能になるか)」の重要性を訴えた部分は、じつに大きな気づきになりました。

著者のビジネスがいまひとつ不透明なのが気になるところですが、心構えとして読むには、とても良い刺激をもらえる本だと思います。

ぜひチェックしてみてください。

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『だったら「仕事」やめちゃえばぁ…!?』麻雅八世・著 合同フォレスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4772660623

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◆目次◆

第1章 キミの会社の時給はアルバイトより安いかも
第2章 このままでは大変なことになる!?
第3章 ボクはこうして時間を売らない生活を手に入れた
第4章 考え方を変えれば人生が変わる!
第5章 成功するためにいますぐやるべき12のこと

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