2015年5月11日

『「一流の存在感」がある人の振る舞いのルール』 丸山ゆ利絵・著 vol.3947

【一流の「振る舞い」が学べる本】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534052812

ビジネス書を扱うという仕事柄、成功したビジネスマンに会うことが多いのですが、なかには結構な割合で、学歴なし、経験なしから叩き上げで成功した方がいらっしゃいます。

じゃあ、こういう方はまったくの実力で成り上がったのかというと、よくよく聞けば、大人物に引き上げられたりして、成功していることがわかります。

では、なぜ一流の人物が、彼らに目を留めたのか?

それは、ひと言で言って、「プレゼンス」だと思います。

将来伸びそうな目をしているか、野心と礼儀が同居した魅力的な会話ができるかどうか、同年代に差をつけるための投資をしているか、相手に感謝や配慮ができるかどうか…。

一流の人は、決まって同じ所を見るので、そこに対応しさえすれば、あなたも一流の人のおメガネに叶うことができる、ということです。

そこで本日ご紹介したいのが、『「一流の存在感」がある人の振る舞いのルール』。

「エグゼクティブ・プレゼンス」(人の上に立つにふさわしい存在感)の指導者である、丸山ゆ利絵氏が書いた、ビジネスマンのためのマナーブックです。

他人から好印象で見られるための工夫、言動の注意点、会食のマナーなど、場面ごとに求められるさまざまなポイントを、上手に一冊にまとめてあります。

さっそく一流になるためのマナーのポイントを見てみましょう。

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一流の人は自分の発言に責任を持つことはもちろんですが、ネガティブな言葉をまず使いません

裏方の人にも「ありがとう」を言う

「やってくれて当たり前」という考えは改める

職位が高くなると、相手を待たせることに無頓着になってしまう人がいますが、「時間を守る」のは一流以前の問題

VIPクラスの会食のスタートは遅くとも一八時三〇分

ナプキンの用途は、口を拭いたり、指を拭ったりすることですが、食事の間、磨かれたグラスに、唇についた料理の脂がつかないようによく使われます。グラスを口につけるときは、ナプキンをひざから取り、軽く口にあてて脂をおさえます。この一連の動作を自然にできる人は、優雅で慣れている印象を人に与えます

目上の相手や年長者には、相手を立てる言葉を選びましょう。例えば、「またご一緒しましょう」という言葉は上から目線、同じ立場の目線で失礼だと感じる人もいます。「また近日中にご一緒いただけるとうれしいです」などと、相手を立てる言葉を選ぶように注意してください

流行を追いかけると「クラス感」が落ちる

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終始、厳しい調子で、まだまだ至らない部分の多い人間としては、正直耳が痛い感じでした。

ただ、的を射ている話なのは事実。

また「ここまでやるのか」と驚くような細かいところまで、きちんとマナーが説かれており、勉強になりました。

みなさんもぜひ、読んでみてください。

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『「一流の存在感」がある人の振る舞いのルール』
丸山ゆ利絵・著 日本実業出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534052812

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◆目次◆

第1章 一流は「イメージ」を演出する
第2章 器の大きさは「振る舞い」で決まる
第3章 一流の常識としての会食・接待のルール
第4章 一流は「成功者の衣服」を着こなす
第5章 なぜ一流の「スピーチ」は心に残るのか?

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