2015年4月4日

『しぐさで見抜く相手のホンネ』匠英一・監修 vol.3910

【3書店チェーンいちおし?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594057381

今日は、原稿のアイデアが煮詰まったため、投資用の物件を内覧しに、京王線沿線に出掛けました。

たまたま入った啓文堂書店で、大々的にフェアをやっていて、つい手に取ったのが本日の一冊です。

オビの謳い文句によると、この『しぐさで見抜く相手のホンネ』は、啓文堂書店、未来屋書店、LIBROの3書店チェーンが選んだ、「イチオシ!」の一冊。

オビにある「レシートをクシャクシャにする人は『自覚のないストレスを抱えている』というコピーが」店頭POPにも書かれており、思わず気になってしまいました。(土井はレシートはクシャクシャにはしません)

確かに、何気ないしぐさに深層心理が宿る、というのは昔から言われていることですし、いくつか論文も見たことがありますが、まとめてあるのは面白いと思います。

<いつも折りたたみ傘を持ち歩いている人は→小心者>
<フィギュアなどの収集癖のある人は→欲求不満の持ち主>

などは、「ほっとけ!」という気になりますが、なかには意外で仕事に役立ちそうなものも散見されました。 

気になったものを挙げてみましょう。

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<次々と携帯電話を買い換える人は→組織に従順>
“新しモノ”好きで流行にも敏感なタイプの人は、「自分は世の中を先取りしているはず」と誇らしく思っています。しかしそれは「所属する組織に従順でありたい。周囲と足並みをそろえていたい」という気持ちのあらわれとも考えられます

<机に人形などの私物を置いている人は→仕事の責任感が強い>
自分だけの空間を快適にすることで、仕事の効率をよくする努力をしている

<商談のとき左上を見上げる人には→イラストを多用した資料を用意>
質問を投げかけたときに目線が左上を向く人は、いままでに自らが見た記憶を参考にする視覚派

<会話中、相手がポケットに手を入れたら→話を信用してはいけない>
人はウソをつくと、手の動きが極端に鈍くなるといわれます。そのため、自分のウソがバレぬよう、相手に手の動きを見られないようにしたいと感じるのです

<会話中、相手がメガネを拭いたら→話題を変える>
商談相手が意味のないしぐさを繰り返しているようなら、まだまだ相手をこちらの話に引き込んでいない証拠

<「やっぱり」を連発する人は→自己主張が強い>
何度も「やっぱり」を繰り返し、話の端々に挟む人は、それだけ自分の思いや考えを相手にわからせようという強引な部分が少なからずある

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『銀座の教え』を書いた日高利美さんに、「男性が女性に興味がある、ないってどうやって見分けるんですか?」と聞いたところ、「興味ない場合はのけぞるから」という答えが返ってきましたが、まさに本書で書かれているのは、そんな何気ないしぐさの心理学なのです。

※参考:『銀座の教え』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/484437186X

すべて鵜呑みにするのは危険ですが、あくまで人間を読み解くヒントとして、軽く読みたい一冊です。

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『しぐさで見抜く相手のホンネ』匠英一・監修 扶桑社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594057381

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◆目次◆

第1章 次々と携帯電話を買い換える人は→組織に従順
第2章 会話中、相手がポケットに手を入れたら→話を信用してはいけない
第3章 「忙しい、忙しい」と連呼する人は→他人にどう思われているか不安
第4章 他人の悪口ばかり言う人は→自分自身に不満がある

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