2014年11月27日

『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?』 上野啓樹、俣野成敏・著 vol.3782

【一流の健康術?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844373870

本日の一冊は、世のダイエット情報、さまざまなサプリメントやプロテインを片っ端から試し、独自のダイエット方法を確立、テレビや雑誌等のダイエット企画で2年半で50人を劇的ビフォーアフターに導いたという著者が、ベストコンディションを作るための方法を説いた一冊。

30代後半~40代になってくると、もう20代の頃の「がむしゃら」だけでハイパフォーマンスを実現するのは不可能。

とくに40代以降は、何を食べるか、何を摂取しないか、どう体を休めるかを考えないと、病気や疲労などで著しくパフォーマンスを落とすことがあります。

そこでご紹介したいのが、仕事のパフォーマンスを上げる生活習慣を説いた、この一冊。

人間のカラダにまつわる「迷信」を一刀両断し、ホワイトワーカーにとって現実的なダイエット法、コンディションの整え方を提案しています。

著者によると、加齢によるマイナスを抑えるのには、フルーツが有効。

<フルーツを食べることで、加齢によって低下した代謝を正常に戻し、免疫力を高め、さらに太りにくいカラダにしてくれる>んだそうです。

興味深いのは、この「フルーツ」を食べる際の注意。

どうやらフルーツは、<冷蔵庫に冷やしたものではなく、常温>が基本。またヨーグルトなど、<他のものと胃の中で混ざると酸化が始まってしま>うのだそうです。

これを例えば、<最初の30日間は、フルーツデー、ノーマルデーを3日ずつ繰り返>す。1日おきではなく必ず3日連続でやるのがポイントだそうです。

また、<肉を食べるなら最低40回噛みましょう>、<ジュースにするなら、安全な野菜や果物を選んで、自分でつくりましょう><夕食は寝る3時間前に済ませておく>など、具体的なアドバイスが満載。

「最近ちょっとコンディションが悪いなあ」と思ったら、ぜひこの機会に習慣を変えてみましょう。

エビデンスの点で不安になる部分がありますが、現在ベストセラー街道まっしぐらの、興味深い一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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お腹がいっぱいで満足しているときよりも、胃が消化している真っ最中の3時間後よりも、7時間後の腹ペコ状態が、一番記憶力が良かった

実は、人間のカラダにとって1日のうちで一番エネルギーを必要とするのが、通勤列車で立っていることでもなく、ジョギングでもなく、「消化」

腹持ちが良い物はコンディションを低下させる

「お昼から大事な仕事がある」、「効率を上げて、残業なしで帰りたい」、そんな時は、ランチを腹半分にしてみましょう

間食を取ると太らなくなる

おすすめは、ドライフルーツやナッツ類、そしてハチミツ

夕食は寝る3時間前に済ませておく

どんなに目の前のお肉がおいしそうでも、急激に血糖値が上がらないサラダから食べ始めてください

成長ホルモンが活性化するのは夜10時から午前2時まで

寝る前にパソコンやテレビを見たり、スマホをいじると、交感神経が刺激され、興奮状態になってしまいます

市販の粉末や缶コーヒーなどには、食品添加物がたくさん含まれていて、その食品添加物を解毒するために、大量のミネラルやビタミンを使ってしまい、カラダの中のビタミン・ミネラルが不足してしまう

ジュースにするなら、安全な野菜や果物を選んで、自分でつくりましょう

これまで運動の習慣がない人が運動で痩せようとするのは、原因と結果が一致していない

新しい常識を受け入れられる余地がある人なら、まだまだ成長ができる

ハイパフォーマーは、最高地点ではなく生涯価値で考えている

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『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?』
上野啓樹、俣野成敏・著 クロスメディア・パブリッシング
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844373870

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◆目次◆

はじめに
第0章 気合いと根性だけでは、結果を出せない
第1章 コンディションと仕事の関係
第2章 新しいカラダに生まれ変わる
第3章 太りにくく疲れにくい1日の習慣
第4章 世の中の常識を疑え
第5章 ハイパフォーマーには、7つの特徴があった
おわりに

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