2014年1月9日

『ゼロ秒思考』 赤羽雄二・著 vol.3460

【「瞬時に判断できる力」は養えるか?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447802099X

本日の一冊は、東京大学工学部→小松製作所で建設現場用ダンプトラックの設計・開発→スタンフォード大学大学院で機械工学修士、修士上級課程修了→マッキンゼー入社、と異色のキャリアを歩んできた著者が、「ゼロ秒思考」を説いた一冊。

この「ゼロ秒思考」とは、瞬時に現状認識、瞬時に課題整理、瞬時に解決策導出、瞬時にどう動くべきか意思決定できる思考のことで、思考の「質」と「スピード」、双方の到達点と位置づけられています。

ゼロ秒思考においては、<迷っている時間はゼロ、思い悩んでいる時間はゼロ>となるわけですが、なぜそんなことができるのか?

著者は優れた経営者、リーダーの例を挙げながら、こう理由を説明しています。

<普段からその問題について考え続けているからだ。必要な情報収集も怠らない。常に感度が高く、アンテナが強力に立っている。その分野の専門家とのネットワークも豊富に持つ…>

では、誰もがこういう経営者・リーダーの思考ができるかといえば、そうではありません。

そこで本書では、ゼロ秒思考に近づくために知っておきたいメモ書きの技術、タイトルを貯めておく技術、タブタイトルをつける秘訣をまとめて紹介。

これまで書くのが苦手だった方や、書けるのだが異常に時間がかかっていた方に、重宝する内容に仕上がっています。

知的生産の技術としては極めてオーソドックスな内容が書かれており、目新しさはありませんが、サブタイトルを対で書く技術は参考になりました。

◆サブタイトルの組
・「これまでの取り組み」と「今後」
・「現状の問題点」と「対策」
・「現象、症状」と「本質的な問題点」
・「競合他社のアプローチ」と「当社の取り組み」
・「強み」と「弱み」
・「第1案」と「第2案」
・「本社の取り組み」と「事業部の取り組み」
・「上司の役割」と「部下の役割」

ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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頭に浮かぶイメージ、感覚を言葉にしてみよう

言葉にしてみると言っても、頭で考えているだけだとふわふわしたままで明確にならないので、紙に書き出す。あれこれよからぬことが浮かんでも、かまわず書く。「かまわず」というのは、人の名前も、欲望も憎しみも悔しさも、全部そのまま書くという意味だ

頭に浮かぶ端から書き出していけば、文章を書くのが苦手だと思っていた人でも、結構できるものだ。きれいに書こうとするから書けないだけで、順番も表現も気にしなければいくらでも書ける。人目を気にしなければなんでも書ける

言葉の中心的意味と揺らぎをとらえる

「朝がいつまでか」にはあまりぶれがない。ただ、朝が何時から始まるかは人によってかなり幅がある

すべての言葉にはその地域、時代、コミュニティの大半の人が通常理解している中心的な意味と、個人やサブコミュニティ間の振れ幅がある

会議時間を削減しようという議論の中で、なぜ会議時間が長いのか、どの部分が長いのか、短くできないボトルネックは何なのか、どうやって短くするかを質問してもらい、深く考えていけば空回りしない。遅かれ早かれ本質的な課題に迫っていくことができる

「沈思黙考」という言葉があるが、ひたすら考えを巡らせ、ああでもないこうでもないと考えるだけで思考が進むことはあまりない

思考の「質」と「スピード」、双方の到達点が「ゼロ秒思考」だ。ゼロ秒とは、すなわち、瞬時に現状を認識をし、瞬時に課題を整理し、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くべきかを意思決定できることだ。迷っている時間はゼロ、思い悩んでいる時間はゼロとなる

1ページにタイトルを100個ほど書いておけば、タイトルを思いつかない時、苦労せずメモ書きできるようになる

メモは、タイトル、4~6行の本文(各行20~30字)、日付のすべてを1分以内に書く

メモは、毎日10ページ書くことをお勧めしている

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『ゼロ秒思考』赤羽雄二・著 ダイヤモンド社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/ 447802099X

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◆目次◆

第1章 「考える」ためのヒント
第2章 人はゼロ秒で考えられる
第3章 ゼロ秒思考をつくるメモの書き方
第4章 メモを使いつくす
第5章 メモの整理・活用法

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