2014年1月27日

『なぜか、「いいアイデア」が次々出てくる人の思考法』 軽部征夫・著 vol.3478

【工学博士のアイデア発想法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837982433

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本日の一冊は、バイオセンサー開発分野の世界的権威であり、東京工科大学学長の軽部征夫さんによるアイデア発想本。

これからは「アイデアの時代」ですが、著者によると、<アイデアの時代は、アイデアの寿命が短くなる時代ということでもある>。

確かに、インターネット上のサービスやスマホアプリなど、あらゆるものがブレイクしては消え、プラットフォームにいたっても、新たなサービスを取り込んでいかないと、飽きられる時代になっています。

本書では、そんな「アイデアの時代」に、読者が斬新なアイデアを出し続けられるよう、アイデア発想法を指南する一冊。

・情報収集やアイデア発想の前に、
 <目的づくりの段階で高い意識を持つ>。
・情報をインプットする際には、
 <「原理」や「ものの本質」を頭に入れていく>。
・<アイデアは知恵と知恵の組み合わせから生まれる>

述べられていること自体は、ジェームス・W・ヤングの名著『アイデアのつくり方』と大差ないですが、工学博士の著者だけに、事例や体験談が新鮮でした。

※参考:参考:『アイデアのつくり方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484881047/businessbookm-22/ref=nosim

以下の、飛行機が開発されたエピソードを読めば、斬新なアイデアがどう形になっていくか、つかめるのではないでしょうか。

<模倣というのは、そのまま真似をすることだけを意味するわけではない。確かに飛行機は鳥を真似てつくられたものだ。最初は鳥の羽ばたきを真似て、羽ばたく飛行物体がずいぶん長い間研究された。だが、それはとうとう成功しなかった。そこで大胆な発想の転換が行なわれた。羽ばたくというのは推進力をつけることだから、前にエンジンをつけて推進力を与えてやったらいいではないかというわけだ>

著者によれば、<アイデアはごく普通の頭の持ち主が、頭のいい連中を相手に頭角を現していくための“最大の武器”になる>。

「アイデアの時代」の武器を手に入れるために、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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頭角を現すためには、私は他の人がやらない分野の研究をするしかない。他の人がやらない分野とは、つまり“境界領域”の研究であった

「原理」や「ものの本質」を頭に入れていく

まず大切なのは、目的づくりの段階で高い意識を持つことである。そのために、私は学生に、「世界中で誰もやっていないこと、オンリー・ワンをめざせ」ということを口を酸っぱくして言っている

模倣を創造のためのトレーニングにしてしまうと、全く模倣の枠を出られなくなる

目的をはっきりさせれば、独創性は自ずと生まれる

そんなものを結びつけて考えるのは奇人・変人しかいないと思われるくらい距離のあるものの組み合わせが独創的なアイデアになる

独創的な知的生産ができるようにするには、環境が必要になる。環境とは、独創というものを熟知した指導者がいることであり、独創を重んじ育てる伝統、風土があることだ

オリジナリティの高いものは、成功の確率が非常に小さくても、もし成功したら画期的なものになる(中略)オリジナリティこそトライする価値があるかないかの一番の基準になる

「現在の非常識」は、すぐに「未来の常識」になる

模倣というのは、そのまま真似をすることだけを意味するわけではない。確かに飛行機は鳥を真似てつくられたものだ。最初は鳥の羽ばたきを真似て、羽ばたく飛行物体がずいぶん長い間研究された。だが、それはとうとう成功しなかった。そこで大胆な発想の転換が行なわれた。羽ばたくというのは推進力をつけることだから、前にエンジンをつけて推進力を与えてやったらいいではないかというわけだ

◆軽部氏のメモ術
・キーワードと概念を書く
・数値を聞き逃さずに書く

十年単位で「知識」を再インストールする

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『なぜか、「いいアイデア」が次々出てくる人の思考法』軽部征夫・著 三笠書房
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/ 4837982433

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◆目次◆

序 章 アイデア力は、これからの時代を生き抜く「武器」となる
第1章 「いいアイデア」が次々出る人の思考のルール
第2章 自分だけのオリジナリティを身につける方法
第3章 ものの見方が冴えてくる!「頭の改造法」
第4章 情報整理術──何をどうインプットするか
第5章 アイデアマンは、「他人の頭」も使う!
第6章 脳を“集中モード”に切り換える技術
第7章 頭の回転を速くする時間の使い方
第8章 知的生産力が高い人の、頭のリフレッシュ法
第9章 ものごとの「本質を見抜く」トレーニング
第10章 アイデアを具体化させ、人に伝えるヒント

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