2013年12月10日

『ウォール・ストリート・ジャーナル ザ・マネジメント』アラン・マーレイ・著 vol.3430

【マネジメント論の基本。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761269596

本日の一冊は、前ウォール・ストリート・ジャーナル副編集長のアラン・マーレイ氏が、「マネジメント」を論じた一冊。

ドラッカーやポーター、トム・ピーターズなど、マネジメント論の第一人者の理論と、GEのジャック・ウェルチ、IBMを再生したガースナーなどの経営者のエピソードを交えながら、世界で通用するマネジメントとは何か、論じています。

これまでに出されたさまざまな経営書のエッセンスを手際よくまとめた本で、ややオリジナリティに欠けますが、さすが文章のプロ、軽快な文章で読ませてくれます。

内容的にも、

<エンゲージメントの高い社員の特徴>
<実行を失敗させない3つのポイント>

などが書かれており、マネジメントの参考になります。

◆エンゲージメントの高い社員の特徴
・勤めている会社の価値を信じている
・会社をよくしたいと思って働いている
・自社が関わっている業界の全体像を把握している
・仕事仲間を尊敬し、助け合いたいと思っている
・要求を上回る結果を出そうとする
・仕事に関連する世の中の動きに敏感である

◆実行を失敗させない3つのポイント
1.あらゆるメンバーに対して、組織の戦略と結びついた明確な目標を与える
2.目標に向けた進み具合を定期的に測定する
3.測定にもとづき、各自が進捗をきちんと報告する

著名な経営者のエピソード、経営ノウハウも登場するので、これはぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆エンゲージメントの高い社員の特徴
・勤めている会社の価値を信じている
・会社をよくしたいと思って働いている
・自社が関わっている業界の全体像を把握している
・仕事仲間を尊敬し、助け合いたいと思っている
・要求を上回る結果を出そうとする
・仕事に関連する世の中の動きに敏感である

◆実行を失敗させない3つのポイント
1.あらゆるメンバーに対して、組織の戦略と結びついた明確な目標を与える
2.目標に向けた進み具合を定期的に測定する
3.測定にもとづき、各自が進捗をきちんと報告する

マネジメントに、特効薬はありません。しかし、ほとんどの問題によく効く処方箋があります。率直にものが言える文化をつくることです

人は、大切な仲間のためなら一生懸命働きます。尊敬する人に認めてもらうのは、うれしいものです。大切な人から感謝されると、もっとがんばろうと思います。人は関係性によって動かされる生き物なのです

「情報は人を自由にする。秘密のままではマネジメントできない」(アラン・ムラリー)

◆ジョン・コッターが説く、変革が失敗する8つの原因
1.危機感がない
2.仲間がいない
3.明確なビジョンがない
4.ビジョンを十分に伝えていない
5.障害物を放置する
6.短期目標がない
7.勝利宣言を急ぎすぎる
8.新たな文化の定着を怠る

効率的な組織は、偶然の出会いや発見を排除してしまいます

企業と人びとの信頼と好意に支えられている

怒っているときに話をしない

情報を独り占めしない

「逆説的だが、偉大なリーダーは権力を人に譲ることによって、権力を身につけているのである」(ストックデール将軍)

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『ウォール・ストリート・ジャーナル ザ・マネジメント』アラン・マーレイ・著 かんき出版 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/ 4761269596

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◆目次◆

監訳者まえがき
プロローグ 最短コースで効率よくマネジメントの知識を身につける
第1章 マネジメント
第2章 リーダーシップ
第3章 モチベーション
第4章 人事
第5章 戦略
第6章 実行力
第7章 プロジェクトチーム
第8章 変化
第9章 グローバル化
第10章 企業倫理
第11章 セルフマネジメント
巻末資料 おすすめの本

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