【千田琢哉式、印税で稼ぐ方法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860636538

本日の一冊は、著作の累計140万部、印税額も１億円を突破した千田琢哉氏が、印税で稼ぐノウハウを公開した一冊。

内容は、出版デビューしてから売れ続けるための基本事項と、著者としての心構えを書いたもので、プロから見ても、ベーシックなポイントを押さえています。

一般募集している出版社は意外に多いという話や、編集者がブログをチェックしているという話、中小・中堅出版社がいいという話まで、著者デビューしたい人が知りたい話をひと通り押さえています。

著者業が、＜３倍働いて２倍稼げれば御の字という価値観の人に向いている＞という話は、実践した人ならではのリアリティがあって良いと思います。

また、売れるビジネス書のポイントをしっかり押さえており、編集者にも参考にして欲しい話がいくつかありました。

以下も、そのひとつです。

＜「内容が面白ければ売れる」というのは、甘いのだ。読者は「自分が尊敬できる相手に」面白い内容を教わりたいのだ＞

ほかにも、

・魅力的なプロフィールを書ける人生を歩むこと
・「売れる本がいい本だ」と割り切ろう
・処女作は、好きなことではなく得意なことを書く

など、著者が押さえておくべき心構えが書かれており、参考になります。

「なるほど」と目から鱗が落ちたのは、以下の２つでした。

・増刷がかかる前に、第２弾を書き上げておく
・編集者の悩み相談を本にすれば、永遠にネタには困らない

土井が見る限り、著者として長く続けるための条件は、１～３万部をコンスタントに出し続けること。

本書には、そのために必要なノウハウと心構えが書かれています。

印税で１億円稼ぎたい人は、ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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作家にとって印税で１億稼ぐのはお金持ちになるためではない。死ぬまで書き続けるスタートラインに立つために１億稼ぐのだ

現在プロとして活躍している人間が、決して口にしない真実がある。きっかけはその道に足を踏み入れるや否や「このくらいなら自分にできないわけがない」と直感したということだ。ある大御所芸人は、まだ駆け出しの頃にカリスマ芸人が運転手付き高級車に乗っているのを見て「あの程度でこんな生活ができるのか、チョロイな」と直感したという

ビジネス書の場合は、読者はプロフィールを一瞥して自分より格上か否かをチェックする人が多い。「この著者から学ぶ価値があるか否か」をシビアに判断されるのだ（中略）「内容が面白ければ売れる」というのは、甘いのだ。読者は「自分が尊敬できる相手に」面白い内容を教わりたいのだ

魅力的なプロフィールを書ける人生を歩むこと

３倍働いて２倍稼げれば御の字という価値観の人に向いている

「売れる本がいい本だ」と割り切ろう

編集者からこき下ろされたら、「ようやくこっちの側の世界にきたね」と認めてもらえたと小さくガッツポーズしてもいい

処女作は、好きなことではなく得意なことを書く

「本を出し続ける」人生を選択するのであれば、元気で相性のいい中小・中堅出版社がいい

お手軽な献本に、逃げない

初版の印税は、すべて販売促進に回す

増刷がかかる前に、第２弾を書き上げておく

３刷にラッキーはない

直近２年間のベストセラーは、すべて購入して毎日眺める

出版社の「今年の勝負本リスト」に、滑り込ませてもらう

売れっ子になっても締め切りを守ることが、最高のブランド

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『印税で１億円稼ぐ』千田琢哉・著　あさ出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860636538

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◆目次◆

第１章　はじめの1冊
第２章　処女作は何が何でも増刷を
第３章　10万部セラーを叩き出す
第４章　売れた後の１年間
第５章　ピークを迎えてその後