2013年8月22日

『年収1億円手帳』江上治・著 vol.3320

【年収1億円稼ぐ人の手帳術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476678555X

本日の一冊は、累計25万部を突破した、『年収1億円思考』シリーズの最新刊。

※参考:『年収1億円思考』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766784863

著者は、ご存じ、年収1億円超のクライアントを50人以上持つという、富裕層専門FPの江上治氏。

今回も、年収1億円超プレイヤーたちの思考習慣、行動の秘密に迫っています。

年収1億円稼ぐ人が手帳に何を書いているのか、というのは、お金に興味がない人でも知りたいところだと思いますが、読んでみて、いわゆる「仕事術」系の手帳術とは明らかに違うことに気づきました。

本書の内容に即して言うならば、稼げない人の手帳に共通する点は、以下の6つ。富裕層はこのちょうど反対です。

◆稼げない人の手帳の共通点
1.1ページ目に何も書かない
2.スケジュールが中心
3.明日、明後日と「先のこと」しか見ない
4.自分のことだけ書く
5.手帳にワクワク感がない
6.サイズが小型

富裕層は、1ページ目に「経営理念」や「今年の目標」「近々建てる予定の自社ビルの模型写真」「1年後のなりたい自分」などのイメージを貼り、目的のはっきりした手帳を作る。

また、自分が過去にできたこと、できなかったことなど、「過去」の記録を振り返ることで、自信をつけたり、弱点を補強するのに使っているのです。

また、手帳には自分以外の人のことも書くので、サイズは基本的に大きい。そして、全体的にワクワクする中身になっています。

シリーズ3冊の中で、この『年収1億円手帳』がいちばん読み応えがありましたが、一つ注文をつけるとしたら、手帳の実物写真が少ない。また、もっと書き方のノウハウを詳細に書き込むと良かったかもしれません。

マニアックな手帳術を期待すると、肩透かしを食らいますが、年収1億円のマインド、行動を知りたいならじつに興味深い一冊です。

ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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スケジュール管理思考の人は、いちばん大切な大前提(目的・目標・それを達成するためのロードマップ)なしに、毎日を過ごしている人なのである。稼げるはずも、成功するはずもない

「席を立ったら前のめりで出て行かずに、今までいた席を振り返って見直せ」(著者がスタッフに言い聞かせていること)

あなたの「過去」にも、成果を得るに成功した経験、失敗した経験がぎっしりと詰まっているはずである。その事実とそれに至るプロセスを見ていくのである。その経験を思い出しながら、どのような条件下で勝ち、あるいは負けたのか、それらを復元していくのである

できるだけ「大きな手帳」を使いなさい

目標だけの生活は、心身をひどく疲れさせる

◆「目的思考」5大ステップ
1.何のためにやるのか(目的)
2.なぜ、それをやるのか(理由、動機)
3.いつまでに、それをやるのか(期限)
4.どのようにやるのか(方法)
5.いかに継続するか(習慣化)

なぜ、それをやるか、やりたいか。「理由」があいまいな人間は弱い

実は「自信」は「ない」のではない。「忘れている」だけなのである。だから、思い出せば、「自信」は回復できるのである

とてつもなく「稼ぐ人」は、「過去」を覚えているものだ

◆人生の協力者を見極める3つの「モノサシ」
1.奪う人なのか、与える人なのか
2.自分が主役の映画のラストシーン(目的)に進むために、欠かせない人物であるかどうか
3.自分との相性について

約1100平方メートルという敷地のプールつきの豪華邸宅だが、そうした華美な生活にあこがれたわけではない。「頑張ったらこういう生活ができるようになるぞ」と社員に示すためのものなのだ(アース國分氏のケース)

「ありがとう」と言われたいのか、稼ぎたいのか、はっきりしたほうがいい

負けパターンの断ち切り方は知っておいたほうがいい

年収1億円稼ぐには、100人の協力者が必要だ

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『年収1億円手帳』江上治・著 経済界
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476678555X

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◆目次◆

第1章 年収1億円稼ぐ人は、「手帳」に何を書いているか
第2章 年収1億円稼ぐ人の手帳は、「目的思考」に貫かれている
第3章 年収1億円稼ぐ人の手帳は、自信を生む「過去手帳」
第4章 年収1億円稼ぐ人の手帳は、チーム力をつくる「映画手帳」
第5章 年収1億円稼ぐ人の手帳は、「自分ブランド」を徹底してつくる
第6章 夢も会社も永続するために

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