2013年6月8日

『読むだけですぐに売れ出す40の言葉』竹内謙礼・著  Vol.3245

【ネットビジネス改善の40項目】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534050607

本日の一冊は、観光牧場の企画広報で成果を上げ、その後楽天市場で2年連続ショップ・オブ・ザ・イヤー「ベスト店長賞」受賞、現在は販促コンサルタントとして活躍中の竹内謙礼さんによる販促ヒント集。

タイトルに「40の言葉」とあるように、計40のTipsが書かれており、経験者なら右ページのヒントを読むだけで、初心者でも本文を読めば、販促のポイントがわかるようになっています。

売れなくなると、営業マンに新規開拓させたり、値下げを断行したりして、ますます自分の首を絞める会社が多くなると思いますが、著者が言うように、「簡単に集めた客は、簡単にいなくなる」もの。

本書で提示している販促手法は、移り気な一見客ではなく、長期的な優良顧客をつかむための手法であり、そういう意味では、オーソドックスな内容です。

・富裕層を狙わない
・「知っているもの」を取り扱わない
・「売れる場所」に「売れないもの」を置かない

このような販売のNG集があったかと思えば、著者の得意なキャッチコピーの見本もあったりして、なかなか楽しませてくれるノウハウ書です。

「牛スジ煮込みがとっても美味しいよ」×

「5時間かけた牛スジ煮込みが美味しいよ」○

「手続き簡単」×

「手続き簡単! たったの3分」●

今後の販促のヒントとして、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆「お礼のハガキ3通」の販促手法
「先日は商品をご購入いただき、誠にありがとうございました」
「その後、お買い上げいただいた商品の調子は、いかがですか?」
「お客様にぴったりの新商品が出ましたが、いかがですか?」

優良顧客になる素質があるお客さんというのは、大好きなお店からしつこいセールスを受けることを苦痛には思っていない人

新規客には「お金」を。常連客には「愛」を

富裕層よりも、お金を持っていない普通の人たちのほうが、じつはお金遣いが荒く、簡単な販促で商品を買ってしまうもの

口コミで広まるためには、ある程度、数が売れていなければ、口コミで広めてくれる“宣伝マン”が生まれない

価格競争に巻き込まれたくなければ、「知っているもの」を取り扱うのではなく、まずはお客さんにとって「知っている人」になる努力をしたほうがいい

「売れる場所」に「売れないもの」を置くのは、愚か者のすること

「牛スジ煮込みがとっても美味しいよ」

「5時間かけた牛スジ煮込みが美味しいよ」

「手続き簡単」

「手続き簡単! たったの3分」

◆ネーミングに“地域名”を入れる
・六本木まんじゅう
・直江津うどん
・鶴岡チーズケーキ

一番大きく書くのは「電話番号」、一番小さく書くのは「会社名」

「父の日」は「母の日」ほどライバルが多くなく、父親に何をプレゼントするのか決まっていないお客さんが多いので、いろいろな商品やサービスが、購入対象になりやすい

売れなければ「数量限定」。売れれば「期間限定」
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『読むだけですぐに売れ出す40の言葉』竹内謙礼・著 日本実業出版社

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534050607

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◆目次◆

第1章 「お客」をガッチリつかむ7つの言葉
第2章 「商品と売り場」を魅力的に変える6つの言葉
第3章 「キャッチコピー」を磨く5つの言葉
第4章 「チラシ・広告」の効果を上げる7つの言葉
第5章 「販促企画」で人を集める5つの言葉
第6章 「ネットビジネス」でしっかり稼ぐ4つの言葉
第7章 「商売の真理」に気づく6つの言葉

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