2013年6月2日

『性格がよくなるメールの書き方』和田裕美・著  Vol.3239

【好かれる人のメール術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433497743X

本日の一冊は、『世界No.2営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本』、『人に好かれる話し方』などのベストセラーを持つ、和田裕美さんによる注目作。

※参考:『世界No.2営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478540578
※参考:『人に好かれる話し方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479791221
今回のテーマは『性格がよくなるメールの書き方』ということですが、決して著者の思い込みで書いた本ではありません。

かつてベストセラーとなった『ほめ言葉ハンドブック』同様、著者が周囲の方から事例を集めて作った、かなり客観性の高い内容なのです。

※参考:『ほめ言葉ハンドブック』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569674232

今回著者は、周囲の方から「好感度の低い」メールと、それに対する感想、実際の行動を集め、著者の視点で分析しています。

いずれも「一見」普通のメールですが、実際には上から目線だったり、強引だったり、自分の都合ばかりだったりして、好感度の悪さを指摘されているもの。

なかには、受け取った人が「返事をしなかった」メールなども紹介されていました。

詳しい文例などは、本書でチェックしていただくとして、ここでは「人から嫌われる文章の特徴」を紹介しておきましょう。

・強引
・自分の都合ばかり
・自慢ばかり
・捨てゼリフ系
・ネガティブ表現
・事務的すぎる
・言い訳が多い
・思いやりがない、ねぎらいがない
・責めている
・いじわるな感情
・ちょっとバカにしている

読めば読むほど、「確かに、こういうメールもらったら返事したくないよね」と思える内容で、自分もやっていないかどうか、思い切り不安になりました。

<「あの人の文章って本当に気持ちがこもってないな」と、あなたが誰かに思われている可能性は0パーセントだって、自信を持って言えますか?>

これを機に、メールの好感度チェック、してみてはいかがでしょうか。

ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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言いにくいことをメールで伝えてしまう習慣、あなたにはありませんか? 相手の顔を見ながらだとちょっと言いにくいことを、ついメールで済ませようとしてしまう……。でも、それってもう、たいていの場合、逆効果です

人って、ちょっとだけ自分を大きく見せたい願望を持っているんですよね。ついつい、書きながら自分を「実物大」以上の人にしたくなってしまうときがあるんです。それも無意識に。そうなると、その文章の中にはどこか、「偉そう」だったり「馴れ馴れしすぎる」表現が織り込まれてしまう

「相手から見て、私のポジションはどこなんだろう?」って心の中でつぶやいてから書き始めるのです

たとえば、スタッフのA君は入社したとき「はじめまして。大学を卒業したての新人Aです」と、メルマガでみなさんに挨拶しています。なので、多くのメルマガ会員が、彼が新人であることは知っています。そんな彼から、「みなさんご存知でしたか?」「さあ、がんばりましょう」なんて言われたら? 通常のビジネスメールのマナーからすると、別におかしくはないのかもしれないけれど、私はこれ、NGなんです。上目線な感じがどうも拭えないのです

強引
典型的なのは「お返事ないようなら、この日で決定します。」とか、「この日程で決定しました。これでお願いします」というような一方的な文章です

まず、書く前に自分に質問する
「私は何を伝えたい?(テーマを確認)」
「何のために伝えるの?(理由を確認)」
「結局どうしてほしいの?(結論を確認)」

私は、終わりにちょっと「思い」を入れたり、文章の中に必ず「ありがとうございます」ってひとこと入れて、その一手間を楽しんでいます

シンパシー・ライティングの第一歩として、
・相手は私になんて言ってほしいんだろう?
・相手はこのメールのどういうところに「共感」してほしいのかな?
と、考える習慣をつくってください

“可能性”を感じると、人ってやる気もアップする

具体的なことを盛ってコピペ感を払拭する
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『性格がよくなるメールの書き方』和田裕美・著 光文社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433497743X

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◆目次◆

ウォーミングアップの章
第1章 ポジション・ライティング
第2章 マップ・ライティング
第3章 IEバランス
第4章 シンパシー・ライティング
第5章 ACTライティング
第6章 ファジー・ライティング
第7章 モチベーション・ライティング
第8章 ハナシカキ言葉
まとめの章

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