2012年7月28日

『賢人たちに学ぶ道をひらく言葉』本田季伸・著 Vol.2929

【頂点をめざす人のための名言集】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761268530

本日の一冊は、休日にふさわしい、心を養う名言集。

世相を反映してか、最近の自己啓発書、名言集の類は癒しや幸福論に走る傾向が強いのですが、本書はちょっと違います。

ひと言で言えば、「あえて困難な道を選べ」という厳しいメッセージが選ばれているのです。

「問題が大きければ大きいほど、チャンスも大きい。大して問題でもないものを解決しても、誰もカネを払ってはくれない」
(サン・マイクロシステムズ共同設立者 ビノッド・コースラ)

「凧が一番高く上がるのは、風に向かっているときである。風に流されているときではない」
(ウィンストン・チャーチル)

いわば、本書で紹介されている名言は、困難をものともせず、前進したいトップ1%のためのもの。

甘えを捨て、きれいごとに惑わされず、ただひたすら頂点に向かって歩むことを決意した、リーダーのための名言集なのです。

登場する賢人たちは、ウィンストン・チャーチル、フランシス・ベーコン、ニーチェ、アンドリュー・カーネギー、ヘンリー・フォード、アリストテレス・オナシスなどの政財界、思想界の重鎮たち。

最近の起業家や俳優、自己啓発書著者の言葉も一部収められていますが、概ね偉人たちによる、とがった言葉が並んでいます。

良い言葉は、決断に迷った時の指針となり得るものですが、本書には、まさにそんな珠玉の言葉が収められています。

ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「人生は道路のようなものだ。一番の近道は、たいてい一番悪い道だ」(フランシス・ベーコン)

「人生は常に頂上に近づくほど困難が増してくる。寒さは厳しくなり責任は重くなる」(ニーチェ)

「人生の最大の喜びは、あなたにはできないと言われたことをすることだ」(ウォルター・バジョット)

「自分が大切にしているものを、簡潔明瞭に言葉にできないようなら、それは信念とはいえない」(トム・ピーターズ)

「良き友と交われ。さもなくば誰とも交わるな」
(マライア・エッジワース)

「もっとも偉大な天才とは、他人のお陰をもっとも受けている人間である」(ラルフ・ワルド・エマソン)

「『常に約束を守る』という習慣を育成すれば、信頼の橋を築くことになる。その橋が、あなたと他の人の間に横たわる溝を越えるものになる」(スティーブン・R・コヴィー)

「何かやりたくないことがあったら、毎日必ずそれをやることだ。これが、苦痛なしに義務を果たす習慣を身に付けるための黄金律なのだ」(マーク・トウェイン)

「人間は働きすぎてだめになるより、休みすぎてサビつき、だめになることの方がずっと多い。他の人に一生懸命サービスする人が、最も利益を得る人間である」(カーネル・サンダース)

「誰かから『いいね』と認めてもらう前に、アイデアは実行に移さなければいけない。試されないグッドアイデアよりも、試してみたバッドアイデアの方がよっぽどましである。アイデアは使えば使うほど人から認められるものだ」(ポール・アーデン)

「ほとんどの人は、後のことを考えて、自分の力を1%以上残しているものなんだ。でも、チャンピオンになる人は、最後の1%を躊躇なく使い切る」(クリス・カーマイケル)

「成功の鍵は、誰にも見つかっていないものを探すこと。成功するための秘密とは、他の人間が知らないことを知ること」
(アリストテレス・オナシス)

「市場は、常に不確実で不安定な状態にある。だからこそ、常識にたよらず、意外性に賭けてみる者が、カネを掴むのである」
(ジョージ・ソロス)

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『賢人たちに学ぶ道をひらく言葉』本田季伸・著 かんき出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761268530
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◆目次◆

第1章 逆境
第2章 信念
第3章 智恵
第4章 習慣
第5章 行動
第6章 志
第7章 成功
第8章 目標
第9章 夢
第10章 挑戦

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