2012年7月3日

『日経シェア調査195〈2012年版〉』 日経産業新聞・編 Vol.2904

【各業界のNo.1企業は?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532218713

先日、拙著を読んだ方からご連絡をいただきました。

時代を読めるようになるために、『日経シェア調査195〈2012年版〉』を読んで、現在売れている商品が何かを研究しているというのです。

何かを学んだ時、それで満足しないで、さらに調べる。発展させる。学習能力の高い方だと思いました。

土井もそのお話につられて、3冊ほど情報源を購入。

よく考えたら『日経シェア調査』に関しては、まだ2012年版を紹介していないことに気づきましたので、ご紹介いたします。

これは、もともとロングセラーとなっている『日経市場占有率』を改題したもので、「過去5年間のシェア上位の動き」も載っています。

各業界でどの企業が伸びているのか、そもそもその業界の規模はどうなっているのかなど、常識とトレンドがわかります。

毎日、新聞を読んでマメにチェックしている方でも、いざという時、記憶に頼るのは不安。

本書があれば、すぐに引いて順位やデータを確認することができます。

講師業、コンサル業の方は話のネタに、ビジネスマンは常識として、起業家の方はビジネスチャンスをつかむために、ぜひチェックしておきたいところです。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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【薄型テレビ】
2010年の薄型テレビの世界売上高は1131億5022万ドルと前年比17・6%増加した。欧米に加え、中国、インドなどのアジアや南米、アフリカといった新興国市場が拡大。省エネ製品への買い替えを促す政府の「エコポイント制度」や、地上デジタル放送への完全移行の特需が追い風となった日本市場も大幅に伸びた

【白色LED】
産業情報調査会(東京・千代田)によれば、2010年の白色発光ダイオード(LED)の世界出荷額は前年比74・1%増の5275億円だった(中略)首位の日亜化学工業は、日本の電機メーカー向けの出荷量は増えたものの、円高のあおりを受けて、シェアは30%を割り込み、同1・4ポイント減の29・6%だった

【多関節ロボット】
国際ロボット連盟(IFR)によると、2010年の世界出荷台数は約11万5000台だった。欧米や新興国の自動車メーカーを中心に設備投資が回復し、09年の2倍近い規模に拡大した。首位は変わらずファナックで14・3%

【風力発電機】
1位は09年同様デンマークのヴェスタスだが、2位にはGE(ゼネラルエレクトリック)グループに代わって、中国のシノベルウィンドが入った

【映画】
2010年の邦画・洋画を合わせた映画興行収入は09年比7・1%増の2207億円で、04年の2109億円を超え過去最高を記録した

【広告】
好調だったのは09年に新聞を抜いてテレビに次ぐ第2の広告媒体になったインターネット。10年は前年比9・6%増の7747億円

【タイヤ】
2010年のタイヤの輸出を含む国内生産量(新ゴム量ベース)は前年比20・0%増の116万7164トンと大幅に増えた。09年秋以降は新興国向けを中心に需要が急激に回復。大手4社では特に乗用車用タイヤの工場でフル操業が続いた

【油圧ショベル】
企業別では首位交代が起きた。コマツは27・9%(4・2ポイント増)と上位3社で唯一シェアを引き上げ、09年に明け渡した首位の座を2年ぶりに奪い返した

【炭素繊維】
炭素繊維の2010年度の国内出荷額は前年度比32・4%増の694億円だった(中略)首位の東レは2・8ポイント増の74・7%を獲得

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『日経シェア調査195〈2012年版〉』日経産業新聞・編 日本経済新聞出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532218713
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