2012年4月13日

『仕事が速い人が必ずやっている整理の習慣』 篠塚孝哉・著 Vol.2823

【これなら仕事が速くなる】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761268247

今からさかのぼること、10年前。

土井は一冊の本をきっかけに、それまでの仕事のやり方を改め、同じ量の仕事を、半分の時間でやり遂げることに成功しました。

そして、残った時間で人的交流をしたり、販売促進のアイデアを実施したりして、結果、アマゾンの第1回Company Awardをいただいたのです。

その一冊とは、能率向上プログラム(PEP)の創始者、ケリー・グリーソンによる『なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣』。

※参考:『なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569579396

当時、20万部以上売れたベストセラーで、正直、これを超える本は『7つの習慣』ぐらいしか記憶にないのですが、ひさびさに、これに匹敵する本が登場しました。

それが、本日ご紹介する『仕事が速い人が必ずやっている整理の習慣』です。

※参考:『7つの習慣』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4906638015

※参考:『仕事が速い人が必ずやっている整理の習慣』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761268247

著者の篠塚孝哉さんは、元リクルートの営業部門MVPで、同社の残業を減らすため社内セミナー講師にまでなった人物。

自身が運営する人気ブログ「bizMode」では、、仕事効率化や最新のデジタルデバイス、ウェブサービスに関する記事も書いています。

先の2冊の本と比べると、テクニックやツールの話が多いので、長期的には陳腐化すると思いますが、その分、実用性は抜群。

机の上の物を使用頻度で分類するやり方や、デスクトップの整理方法、ランチャーソフトを使ってすべてのソフトウェア、ファイル、フォルダを立ち上げる方法、3分割ノート、4つのフォルダを使ったメール管理、ファイル名の頭にアルファベットを入れておき、一発で読み出す方法…。

目からウロコの整理術が紹介されており、ひさびさに「イケる!」と思う仕事術の本でした。

すべてを一気にやる訳にはいきませんが、できるところから手をつければ、きっと仕事が高速化すると思います。

ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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仕事にかける時間と成果はまったく比例しない

投資に対してリターンが大きいモノやサービスが、いつの時代でも選ばれている

整理のためにモノは買わない

モノや情報などを分類するときは、漏れとダブりがないようにしなければならない

捨てる基準をつくることで、整理するモノの量と整理に費やす時間を減らす

机の整理でもっとも重要なことは、すべてのモノを「使用頻度」で分類するということです。それは「よく使うモノほど近くに。あまり使わないモノほど遠くに」という状態をつくるためです

A.机の上
毎日必ず使用するモノだけを置きます。筆記用具、電話機、パソコン、モニター、キーボードなどです。書類などは一切置いてはいけません

◆名刺のデジタル整理
用意するものは、クラウドでデータ管理ができるウェブサービス「エバーノート」のアカウントと、デジタルカメラかスマートフォンだけです。スマートフォンのユーザーであれば、スキャニングできるアプリケーションなどがあると便利です(私は、jotnot scanner proという、スキャニングアプリを使っています)

フォルダ名の前にアルファベットを入れるだけで検索効率がアップし、仕事がサクサク進められるようになるのです(中略)実はウィンドウズやマックには、キーボードをタイプすると、そのキーのアルファベットからはじまる名前のフォルダに飛んでくれるという、あまり知られていない便利な機能があるのです

打ち合わせ中にメモを取るべき事項は、3つしかありません。1つ目は誰が何をするのかという「タスク」です。2つ目はその場で話し合われた「内容」、3つ目はその打ち合わせの概要

メールを仕分けするフォルダは、作業発生の有無と、保存が必要か不要かの4つに大別すべき

仕事は中途半端のまま切り上げる

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『仕事が速い人が必ずやっている整理の習慣』 篠塚孝哉・著 かんき出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761268247
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◆目次◆

PROLOGUE はじめに
CHAPTER1 まず整理の目的を理解する
CHAPTER2 身のまわりを整える
CHAPTER3 自分の仕事を効率化する
CHAPTER4 必要な情報だけが流れてくる仕組みをつくる
CHAPTER5 成果を出しながら残業を減らす仕事の進め方
EPILOGUE おわりに

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