2011年12月24日

『伝説の外資トップが説く 働き方の教科書』新将命・著 Vol.2712

【マネジメント人材に変わるために】
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本日の一冊は、ジョンソン・エンド・ジョンソンをはじめとするグローバル企業で社長職を歴任、2011年3月まで住友商事のアドバイザリー・ボード・メンバーも務めた著者が、仕事の心構えを説いた一冊です。

著者の経営論は、ベストセラーとなった前著『経営の教科書』で拝読しましたが、こちらはどちらかというと若い人に向けた自己啓発書。

※参考:『経営の教科書』
http://www.4478002258.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478002258

「原理原則」「FUN」「運」でビジネス人生があらかた決まってしまうという考え方や、20代、30代、40代、50代で異なる課題、24時間を有効に使う考え方など、働く上で参考になる考え方がいくつも示されています。

なかでも参考になったのは、成熟した人間と未熟な人間の見極め方。

自分の未熟さを痛感させられる内容でしたが、人間を見極める上で良い指針となるのは間違いありません。

これまでの著書と重複する内容も散見されますが、著者の本を初めて読む人には、ぜひチェックしていただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「原理原則」「FUN」、それに「運」。ビジネス人生はこの三つであらかた決まってしまう

老人と若者を隔てる最も重要な要素は三つあります。「夢」と「理想」と「好奇心」です

◆成功のパイを最大化する四つの条件
1.情熱 2.スキル(仕事力)3.マインド(人間力)4.運

◆目標人間の「五つのP」
1.Purpose(目的)
2.Passion(情熱)
3.Plan(行動計画)
4.Priority(優先順位)
5.Performance(実績)

願望+時限設定+行動計画=目標

◆幸せの三条件
1.やりたいことをやっている
2.それが人から評価されている
3.そして収入に結びついている

20代:「遮二無二吸収」のダボハゼ時代
30代:「専門性完成」の仕上げ時代
40代:「独自性形成」のオリジナリティ創りの時代
50代:「人間力」を高める時代

24時間-睡眠時間-ルーティン固定時間=一日の可処分時間

効果×効率=生産性

効果と効率、どちらのほうが重要かというと、効果のほうがダントツに重要です。効果(Effectiveness)とは「何をやるか(What)」ということです。一方、効率(Efficiency)とは「どうやるか(How)」です

自分を磨き、成長するために必要な要素は大きく分けて三つあると考えています。第一に「座学」、第二に「師」、そして第三が「修羅場」です

◆こういう人はニセモノだ
1.自分の話ばかりする人
2.肩書きにこだわる人
3.私利私欲ばかり考えている人
4.小さな仕事をおろそかにする人
5.先輩との電話を秘書にかけさせる人

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『伝説の外資トップが説く 働き方の教科書』新将命・著 ダイヤモンド社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478013454

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◆目次◆

プロローグ
第1章 情熱について
第2章 仕事力について
第3章 学びについて
第4章 人について
第5章 意識と態度について
エピローグ

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