2011年5月10日

『仕事で成長し続ける52の法則』和田裕美・著 vol.2484

【営業がつらくなった時に読む本】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822230570

この5月から営業に配属されたという方から、「230件電話したのに、アポが一件も取れませんでした…」という悲しいお知らせをいただきました。

アポ取りだったら、以前ご紹介した『ムリせず、ウソをつかず、1億売れた!! 「営業トーク」』がおすすめなのですが、傷ついている状況であれば、まずは心構えから。

※参考:『ムリせず、ウソをつかず、1億売れた!! 「営業トーク」』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799100009

それも、どうせなら、厳しいフルコミッション営業を経験した人の本がいい…。

ということでご紹介したいのが、和田裕美さんによる、注目の一冊。

こちらは、「日経ビジネスアソシエ」の人気連載をまとめたもので、かつて教材販売で世界No.2営業ウーマンとなった和田さんが、仕事の心構え、そして営業で成果を出す考え方を説いてます。

・「一番にならなくてもいい」という言葉に惑わされない
・高い波に乗り続ける
・達成する寸前で次の目標を見つけて歩き出す

など、厳しい言葉が並んだ後は、「ゴールまでは近い方がいい」。だから「1年を52週で区切」るなど、具体的なアドバイスを提示。

営業で成果が出ない時、読んだら心に染みるだろうなあ、と思って読みました。

そして、これはすべての仕事に共通することですが、「お金は、将来の自分の可能性に対して使う」こと。

震災の影響で、あらゆるものが自粛モードですが、希望は未来を信じることからしか生まれてきません。

未来を信じ、自分に投資する意志を持つ方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「一番にならなくてもいい」という言葉に惑わされない。何かにおける一番を目指す

誰にも見られていないところで実力をつけるための、「見えない貯金(影練)」をする

「おまえの波は10と0の間を描く波だ! けどなあ、結果を残す奴の波は、10と9の波なんだよ!」(著者が昔の上司に言われた言葉)

プロセス目標には、期限が必要です。そしてゴールまでは近い方がいいのです

私は1年を52週で区切って毎週の目標を立てていました。目標を短期目標に置き換えたのです

目標達成の3要素、「仲間、柔軟さ、やる気」を揃える

誰かのために頑張ろうと思える力こそが、やる気の源

人に何かを伝える時は「傷つけない言葉」を選ぶ

「方向性の統一」「透明性の保持」「笑い」の3点セットで、結果を出し続けるチームを作る

限りある選択肢の中から答えを選ぶのではなく、本質を考えることの方がはるかに大事です。想像力に枠をはめずに熟考すると、外からの情報にとらわれずに発想を広げ、自分だけの答えを創り出すことができる

松下幸之助さんの「51%の決断」という言葉を聞いたことがあります。「お、いいな」という気持ちが、50%より1%でも多かったら、悩まずにすぐにやってみるという考え方です

すべての仕事にタイムリミットを2段階で設ける

時には効率を忘れ「無駄」だと思えるモノに挑戦する

昇進を打診されたら迷わず受ける。その後で、必死になって、役に見合う器を創る

お金は、将来の自分の可能性に対して使う

少数のマイナス意見に振り回されず、大切な人からの声援をしっかり受け止める

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『仕事で成長し続ける52の法則』和田裕美・著 日経BP社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822230570

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◆目次◆

第1章 仕事力を高める法則1~25
第2章 キャリアアップのための法則26~39
第3章 生き方を見直す法則40~52

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