2011年1月2日

『成功をめざす人に知っておいてほしいこと』リック・ピティーノ・著 vol.2356

【「新年の抱負」を目標&習慣に変える法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887598513

みなさんはもう、「新年の抱負」は立てられましたか?

そう、「今年はやせる!」とか「貯める!」とかいったやつです。

土井は経験上、これまでに新年の抱負を立てて、達成できたことは一度もありません。

なぜなら、それらはしょせん「決意」であり、目標や習慣に落とし込まれることはないからです。

一方で、キャリアの目標や会社の売上計画は、ほぼ外したことがありません。それは、きちんと計画を立て、着実に実行しているからです。

本日ご紹介する一冊は、優れた自己啓発書でありながら、みなさんに目標を持たせ、行動を習慣化させる力を持つ一冊。

著者のリック・ピティーノ氏は、アメリカバスケットボール界の有名な監督で、NBAのニューヨーク・ニックスのヘッドコーチ、名門ボストン・セルティクスのヘッドコーチを歴任した人物です。

本書には、彼がこれまでにやってきた選手指導の実際が書かれており、ビジネスパーソンの目標達成にも役立つエッセンスが満載です。

チームの士気を高める五つのルールや、かかわるべきではない三種類の人、職場における悪い習慣の具体例、問題を先延ばしにしないためのルールなど、行動指針がいちいち明確で、参考になります。

今年こそ自分を変えたい! と思うなら、ぜひ一読をおすすめします。

読んでいるだけで、閉塞感にあふれた昨年までの空気を一掃したい!と思うはず。

これは、モチベーションの上がる一冊ですよ。

————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————

低い自尊心は、その人の成功を阻むおそれがあります

不得意なことで業績をあげようとすると、うまくいかずに自尊心がズタズタになる

他の人のいる前で相手に恥をかかせてはいけません

何かをさせるときに、相手にその理由をわかりやすく説明すること

◆チームの士気を高める五つのルール
1.一人ひとりが「自分は重要な役割を果たしている」と感じるのを手伝う
2.組織が重要な使命を担っていることを強調する
3.一人ひとりの努力を高く評価する
4.組織の中で目立たない立場の人を大切に扱う
5.人々を前向きにすることの重要性を忘れない

もし大切なことを先延ばしにする傾向があるなら、その日にすべきことを三つ書きましょう

短期的目標に向かって努力することは、自分を強くするための訓練

精神力とは、楽しくないときでも全力を尽くすことです

規律に従い、目標に向かって努力すればいい

もしあなたが仕事に対してポジティブなら、人々はあなたと一緒に仕事をしたいと思うものです

◆かかわるべきではない三種類の人
・職場で世間話をしたがる人
・午後は早退して遊びに誘う人
・あなたを「仕事中毒」と呼び、「そんなに働かずにのんびりしよ
う」と言う人

真の友人なら、あなたの目標達成の邪魔になるようなことはしません

過去への後悔や未来への心配ではなく現在の課題に集中することは、大きな恩恵をもたらすポジティブな態度

◆職場における悪い習慣の具体例 ※一部紹介
2.開き直ること。「終業時間になると帰るのは当然の権利です」
「職務に専念していませんが、それは誰も同じです」などと言
って反省しないのは明らかに悪い習慣
3.時間どおりに出勤すること。意外に思うかもしれませんが、定
時出勤は悪い習慣です。始業時間の三十分前には出勤し、同僚
とのあいさつをすませ、お茶を入れ、新聞を読み終え、始業時
間になれば仕事モードに入っていなければなりません
5.私生活を職場に持ち込むこと。私生活を職場に持ち込めば、や
がてその代償を払う羽目になります。集中力を失ったり同僚に
噂話をされたりするからです

ロールモデルを探すとき、安易な方法を使っている人を手本にしてはいけません

成功を招き寄せるのは、「ひたむきな努力」と「失敗への恐怖」

————————————————
『成功をめざす人に知っておいてほしいこと』リック・ピティーノ・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887598513

————————————————-

◆目次◆

第1章 自尊心を高める
第2章 高い目標を設定する
第3章 常にポジティブでいる
第4章 良い習慣を確立する
第5章 コミュニケーションの技術を習得する
第6章 ロールモデルから学ぶ
第7章 プレッシャーの下で活躍する
第8章 徹底的に粘り抜く
第9章 逆境から学ぶ
第10章 成功した後で生き残る

この書評に関連度が高い書評

同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー