2010年3月8日

『座右の銘』「座右の銘」研究会・編Vol.2058

【あなただけの名言を見つける】
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本日の一冊は、古今東西の偉人、計2000人、2500語の箴言を集めた、いま最も注目の名言集。

全部で600ページを超える大著ですが、読んでいて飽きることがありません。

登場するのは、ソクラテス、ルソー、ショウペンハウエルといった思想家から、フランクリン、フリードリッヒ大王、徳川家康などの政治家、ゲーテ、ベートーベンなどの芸術家、そしてマクドナルドや松下幸之助といった実業家まで。

これだけあれば、10個や20個、必ず自分の欲しい言葉、自分を奮い立たせてくれる言葉に出会うことができます。

なかには、「人間は万物の尺度である」「青年よ大志をいだけ」など、説明の必要もないほど有名な名言も収められていますが、これはこれで、出所を確認する意味で、重宝するに違いありません。

たくさんある名言のなか、土井が気に入ったのは、「人生は一冊の書物に似ている」で始まるジャン・ポールの以下の言葉。

「人生は一冊の書物に似ている。馬鹿者たちはそれをペラペラめくってゆくが、賢い人間は念入りにそれを読む。なぜなら、彼はただ一度しかそれを読むことができないことを知っているから」

どんなに厚い本であっても、きちんと味わって読む。そんなことを伝えてくれる本でもあると思います。

みなさんも、本書を読んで、ぜひ自分だけの名言を見つけてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず。不自由を常と思へば不足なく心に望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。堪忍は無事長久の基。怒は敵と思へ。勝つ事ばかりを知って負くる事を知らざれば害その身に至る。おのれを責めて人を責むるな。及ばざるは過ぎたるより優れり(徳川家康)

人生は一冊の書物に似ている。馬鹿者たちはそれをペラペラめくってゆくが、賢い人間は念入りにそれを読む。なぜなら、彼はただ一度しかそれを読むことができないことを知っているから(ジャン・ポール)

どんなときでも人間のなさねばならないことは「たとえ世界の終末が明日であっても、自分は今日リンゴの樹を植える」ことだ(ゲオルギー)

人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして己を尽くし、人をとがめず、わが誠の足らざるを尋ぬべし(西郷隆盛)

アダムはリンゴがほしかったから食べたのではなかった。禁じられていたからこそ食べたのだ(マーク・トウェーン)

自然淘汰とは、有用でさえあればいかに微細なものでも保存される原理である(ダーウィン)

雑草とは何か、その美点がまだ発見されていない植物である(エマーソン)

つねに死ぬ覚悟でいる者のみが、真に自由な人間である(ディオゲネス)

想像力は、知識よりも大切である(アインシュタイン)

幸福な人びととは、なにかを生産している人びとである。退屈なる人びととは、やたらと消費してなにも生産しない人びとである(イング)

自分は有用な材であるという自信ほど、その人にとって有益なことはない(カーネギー)

人間は意欲すること、そして創造することによってのみ幸福である(アラン)

私はその人柄のうちにいくらか老人的なものをもっている青年を好ましくおもう。おなじように青年的なものをもっている老人を好ましくおもう。このような規則にしたがうところの人間は、身体が年をとっても心が老いることはけっしてない(キケロ)

いま敵であるひとも、いつかは自分の友だちになるかもしれないと考えて、憎むのもほどほどにしなければならない(ソフォクレス)

人城を頼らば城人を捨てん(織田信長)

恐怖は常に無知から生ずる(エマーソン)

運は我々より富は奪いうるが、勇気は奪い得ない(セネカ)

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『座右の銘』里文出版 「座右の銘」研究会・編

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◆目次◆

第1章 人生を最高に生きるために
第2章 人間について理解する
第3章 自己を理解する
第4章 生きぬくための能力
第5章 心を豊かにもつために
第6章 愛のある人生を生きるために
第7章 男と女の世界
第8章 人に好かれるために
第9章 道をひらく
第10章 希望の明日のために

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