2009年12月6日

『一生折れない自信のつくり方』青木仁志・著 vol.1966

【自信をつくる習慣とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4902222795

本日の一冊は、10代からプロセールスの世界で活躍し、ブリタニカでセールスマネジャーとして数々の賞を受賞、これまでに研修講師として、のべ23万人に指導してきた著者が、「自信のつくり方」をまとめた、注目の一冊です。

じつは、今だから告白しますが、土井はもともと、自分に自信のない子どもでした。

人前ではあがって話せないし、野球でも、テニスでも、肝心の場面でミスをしてしまう…。

小学校の野球では、セカンドだった土井の痛恨のトンネルにより、チーム全体が動揺。結局試合は7?0のコールド負けを喫しました。

高校のテニスでは、県ナンバーワンのダブルスチームをあと一歩のところまで追いつめたのに、アウトの球に手を出して、ミス。結局、その試合は僅差で落としてしまいました。

その後、何年も、アウトボールに手を出す夢を見て、うなされたものです。

そんな土井が、なぜ今は人前で堂々と話しているのか? 本を出版したり、テレビに出て著名人と話したりできるのか?

じつはそれは、自分なりに「自信」をつける努力をしてきたからです。

セミナーの懇親会に参加された方には、たまにお話しすることもあるのですが、自信をつけるには、明確なメソッド、考え方がある。

本日紹介する一冊は、そんな「自信のつくり方」をまとめた、初心者向けの自己啓発書です。

幼い頃に両親が離婚し、継母からいじめられた著者が、どうやって自信を獲得していったのか、その体験的ノウハウが語られており、自信をつくりたい方には、有用な一冊です。

なかでも、「よいことだけを書き出した成長(勝利)リストをつくる」という考え方は、いまの土井に響きました。

また以前、人生で唯一、絶望的に落ち込んだ時期、自分を救ってくれた言葉と似た言葉があり、じつに共感できました。

「生きているのは、今、この瞬間だけです。決して過去の犠牲になってはいけません。自分がコントロールできることとできないことを区分してコントロールできることだけに焦点を当てること。過去の観点を生き方で変えていかない限り、人は過去の犠牲者で終わってしまいます」

決して過去の奴隷にならない。明日から、自信を持った自分に生まれ変わる。そう決意した人に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「自分」という人間をどのように捉えるか、どのように解釈するかによって、自分の価値や評価、役割は違って見えてくる

「信じているのに、信じられていない」のではなく、「愛しているのに、愛されない」のでもなく、自分が周りの人を信じる、愛するのです。そして、人から信頼され、愛されるような人間を目指しましょう

逆境を乗り越えた経験が、次の逆境もチャンスだと思えるようになる唯一の方法

自信をつけるには、「自分の思っていること」と「していること」を一致させる習慣を身に付けることが大切です

「本当に並外れた人々など、この業界にはいません。並外れた夢を見て、並外れた業績に向けて自分自身を律することができる、普通の人々がいるだけです」(「保険の神様」トニー・ゴードン)

ビジネスパーソンであれば、次の4つの自信を1日で構いませんから、しっかりと持ち続けて過ごしてみてください。
会社に対する自信
職業に対する自信
商品に対する自信
自分に対する自信

1.その日に“吸ったタバコ”の本数を記録する
2.その日に“吸わなかった”タバコの本数を記録する
1と2とでは、どちらがタバコの本数を減らせる可能性が高いと思いますか?

生きているのは、今、この瞬間だけです。決して過去の犠牲になってはいけません。自分がコントロールできることとできないことを区分してコントロールできることだけに焦点を当てること。過去の観点を生き方で変えていかない限り、人は過去の犠牲者で終わってしまいます

成功者に学ぶこと。自分の将来なりたい理想の人物像を心にありありと描いて、可能ならばその人たちと対話できる時間を持ち、少しでも近づく努力をする

よいものに出会わない限り、人は変われません。つまり、「本物」を知ると自分の中の基準が変わります。上質に触れることで、あなたの中により高い基準や願望が生まれるのです

求めるものに対して正当な対価を払う。場合によっては代価の先払いをする

人は、「理想に近づいている」と思えるときに自己イメージが上がります

人間とは不完全な存在である。このことに気づいたときに初めて、人は健全な自己イメージを持つことができます

自分の居場所、帰る場所を見つけよう
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『一生折れない自信のつくり方』アチーブメント出版 青木仁志・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4902222795
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◆目次◆
忘却は「力」である
頭と体の活性化
談論風発の楽しみ
人間関係について
手紙のたしなみ
スポーツと頭脳
不熱心な読者の告白
なぜ外国語か
古典の誕生
エスカレーター人生
朝、予定を立てる
謙虚さということ
翻訳と日本人
歴史を疑ってみる
文学とは何か

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