2009年8月9日

『テレビで売り上げ100倍にする私の方法』野呂エイシロウ・著 vol.1847

【テレビ露出するための秘訣とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062821176

本日の一冊は、「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」で放送作家デビューし、各局でバラエティや情報番組の制作を担当、現在は企業に対して戦略的PRを指導するPRのプロフェッショナル、野呂エイシロウさんが、そのPRの極意を伝授した一冊です。

無料でメディアに掲載され、売上げを伸ばす。

そのノウハウは、多くの企業にとって、のどから手が出るほど欲しいものに違いありません。

そのため、これまでにも多くのPRノウハウが出されていますが、本書は、そのなかでもテレビ露出に的を絞った内容。

もっともインパクトのあるテレビ露出の秘訣が、たった170ページに凝縮されている、となれば、読まないわけにはいきません。

既にPR本を何冊か読んでいる方には、お馴染のノウハウもありますが、テレビならではの裏事情や露出のコツ、リリースの書き方なども書かれており、じつに参考になります。

なかでも、不景気の今だからこそ有効なキーワードや、局、番組ごとの攻略法、そして「放送作家がこっそり教えるテレビに出る18の技」は一読の価値があります。

自社の売り上げアップのために、何としてもテレビ露出したい、という方は、ぜひ読んでみてください。

きっとPRのヒントが見つかるはずです。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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セーラーズのトレーナー。僕の記憶が正しければテレビCMを、一度も目にしたことがありません。そう、おニャン子クラブの女の子たちが着ていたというだけで、日本全国の若者が欲しがり、爆発的なブームになったのです

時代の流れに上手に乗せて、「取材してもらう」ことをPRといいます

「うちのお店、おいしいので、取材してください!」だけでは、テレビ番組を作っているディレクターに伝わりにくいのです。「どの料理が、どんなふうにおいしいのか?」「料理人の腕がすごいのか? それとも素材がいいのか?」「有名人もおいしいと絶賛しているのか?」「そのおいしさはオリジナルのものなのか?」……などが必要になってくるのです

テレビで紹介してもらおうと思ったら、どんな媒体でもいいから紙媒体に掲載されることがお薦めです

地方局は、地元のグルメ情報がとても多い(中略)しかも、視聴率が抜群に良かったりします(中略)飲食店を経営している人で、テレビを利用してPRをしたい人は今すぐ地元テレビ番組にアプローチをすべきなのです

僕らマスコミは、「日本一」、「世界一」と言われると、それだけで取材をしなければならない気分になります

「一番料理がおいしい」というのは抽象的すぎてNGです。もっと具体的で説明ができるものがいいのです。「日本一●●が安い」「世界一小さなお寿司」「世界一高価な5万円ラーメン」「日本一激安の10円たこ焼き」「インド人もビックリ! 世界で一番辛いラーメン」別に料理にこだわることはありません。「日本一絶景の見えるBAR」「日本一標高の高い場所にある居酒屋」「日本一北にあるラーメン店」など地理的なことでもOKです

「安い」というのは、このご時世、誰もが知りたい情報

人は、一番目立つところに引っ張られます。某ホテル経営の有名社長の帽子に目線が行ってしまい、その社長の洋服や靴がまったく思い出せないのと一緒です

ニュースやワイドショーは必ずと言っていいほど、季節や記念日とリンクしながら番組を作っています

大きな封筒で送ると、確実に読んでもらえます

リサーチ会社を探す方法は他にもあります。それは、番組のエンドロールです

マスコミに登場するということは、世の中と約束をしたのと同じです。もし明日から手抜きをすると、今度はマスコミのバッシングに遭う羽目になります

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『テレビで売り上げ100倍にする私の方法』講談社 野呂エイシロウ・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062821176
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◆目次◆
PRの魔法
第1章 お金なんて要りません!PRで毎月1億円の広告効果を生む方法
世界一マズいラーメン店が人気を呼ぶ理由
テレビ局は懸命にネタを探している
PRと宣伝はここがちがう
テレビに出るなんて、想像よりずっと簡単
広告費換算って何?
お金がなくても決して諦めるな!
第2章 放送作家がこっそり教えるテレビに出る18の技
その1 テレビは何でも「一番」が大好き
その2 パクってパクって、パクる!
その3 取材したくなる魔法の言葉を使おう
その4 不景気のときは、このキーワードしかない
その5 アイデアが出ないなら、テレビを24時間見てみる
その6 情報番組は司会者の趣味をチェックしよう
その7 枕詞を付けよう
その8 季節ネタを上手に利用する
その9 下手でもベタでもいいから自分で手紙を書く
その10 想像させるリリースにする
その11 臆するな! テレビは万年ネタ不足
その12 テレビに出るための傾向と対策を押さえよう
その13 絶対に「郵便」で送ろう
その14 10通でダメなら、100通、100通でダメなら500通
その15 川上戦略、リサーチ会社を利用しよう
その16 詳細はネットで
その17 ブログも絶対、用意しよう
その18 コンプライアンスは守る。ウソは絶対ダメ
第3章 物語でわかる成功する戦略的PRのプロセス

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