2008年8月18日

『バビロンの賢者に学ぶ錬金術』ジョージ・サミュエル・クレーソン・著

【バビロンの粘土板に刻まれた大富豪の教えとは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476126537X

本日の一冊は、かつて栄華を誇った古代バビロンの富豪たちの経験を粘土板から復元し、ストーリーとして再現した不朽の名作。

かつてキングベアー出版から出されていたものを新訳として再編集したもので、当時の雰囲気が感じられる挿絵も入っています。

バビロンNo.1と謳われた大富豪、アルカドが教える「財布を膨らませる七つの方法」、粘土板に刻まれた人生の教訓、そして愚かな人生を歩まないための諫言など、含蓄に富む言葉がいくつも見つかる、まさに名著と呼ぶにふさわしい一冊です。

「『幸運』は意地悪な女神だ。誰にでも微笑むわけではない。黄金の雨を降らせて、ほとんどの者を没落させることもある。だらしない浪費家も作り出す」

「金持ちになりたければ、奴隷に稼がせなければならない。その子供にも稼がせる必要がある」

「友を助けたければ、相手の荷を背負わないようにやれ」

いずれも教訓も、人生およびビジネスに通じる金言であり、いつの時代になっても色褪せない言葉です。

大商人の教えを学べる、絶好の機会。未読であれば、本書を逃す手はないと思います。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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富は財布のなかになどない。どんなに重たい財布も金の流れで補充しなければ空になる

『幸運』は意地悪な女神だ。誰にでも微笑むわけではない。黄金の雨を降らせて、ほとんどの者を没落させることもある。だらしない浪費家も作り出す

若者が年寄りに助言を求めれば、長い年月の間に得た知恵をもらえるが、往々にして、年寄りの知恵を古臭いと考えるために、何も得られずに終わるのだ。だが、忘れてはならん。今照っている太陽は、君のお父さんが生まれたときにも照っていた。君の孫が人生を終えるときにも照っていることを

金持ちになりたければ、奴隷に稼がせなければならない。その子供にも稼がせる必要がある

財産を失わぬように、細心の注意をもって、それを投資に回すのだ。高利貸は不注意な者を損失と後悔に誘う魔女だと思え

稼いだお金では満たせないほど多くの欲望を誰でももっています。ですから、稼げば稼ぐほど、欲望を満たすのに使ってしまう。それでも欲望は満たされません

100%価値のあるものにだけお金を使う

聞け。あそこで吠える野犬の声を。腹が減ってやせ細っているから、ああして吠えている。だが、餌をやればどうなるか。獰猛になるだけだ。先のことなど考えない。
人間も同じだ。金貨と知恵を選ばせれば、知恵を無視して金を浪費し、明日には金がないと泣き叫ぶ。金はその法を知り生かす者のためにあると知れ

友を助けたければ、相手の荷を背負わないようにやれ

借金より高価な資産をもっている者に融資するのが一番安全だ(中略)働ける男も安心できる(中略)だが、資産も働く力もない者もいる。このような人には銅貨一枚も貸せない

奴隷の魂をもつ者はどんな生まれだろうと奴隷になるんだ。自由人の魂をもつ者は、どんな悲劇に遭おうと尊敬される人間になるんだよ

忠実な妻を大切にせよ。そうすれば、自分を尊べるようになり、力も増して、目的への決意も固まる

仕事を嫌う者は、仕事を敵にする。仕事そのものを友とせよ

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『バビロンの賢者に学ぶ錬金術』ジョージ・サミュエル・クレーソン・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476126537X
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◆目次◆

はじめに
1.黄金を望んだ男
2.バビロン一の長者
3.財布を膨らませる七つの方法
4.幸運を引き寄せる法則
5.お金を引き寄せる五つの法則
6.バビロンの金貸し
7.バビロンの城壁
8.バビロンのラクダ商人
9.バビロンの粘土板
10.バビロンで一番ツイている男
11.バビロンの歴史
あとがき

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