2008年1月2日

『夢を実現する技術』

【充実した人生を歩むための目標設定理論】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569696279

本日の一冊は、会社に通いながら「英検1級合格」「ベストセラーの出版」を実現し、教育バラエティ番組「世界一受けたい授業」にも出演してしまった著者が、独自の夢実現方法を説いた一冊。

内容自体はベーシックな自己啓発書で、類書とさほど違った部分はありませんが、モチベーションを維持するための方法に、著者独自の工夫を感じます。

夢を「『生涯目標』としない」「壮大な夢というのは、小さな、具
体的な夢の積み重ねで初めて達成できるもの」といった考え方、ま
た、「ペダルの重さ」は初期だけにしか存在しないという事実は、
多くの若者に、夢との健全な付き合い方を教えてくれるでしょう。

昨年ブームとなった勉強本の数々は、確かに読んでいて読み応えが
あったのですが、同時に、「こんなに張り詰めた雰囲気で勉強して
続くのかなあ」などと心配になるものも数多くありました。

その点、本書のアプローチは無理なくできるところが特徴で、すん
なり受け入れられる考え方ばかりです。

カンフル剤的な自己啓発書に疲れた、という方、今年こそは身につ
く学習をしたい、と考える方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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夢とは実現して初めて価値があるのではなく、夢に向かって進むこ
と自体にすでに価値がある

いつも何かにチャレンジしているカズの姿勢は、サッカーファンだ
けに限らず、多くの人の心をつかんで放しません。「夢を達成した
人」としてではなく、「夢に向かっている人」としての彼の生き様
が感動を呼ぶからです

壮大な夢というのは、小さな、具体的な夢の積み重ねで初めて達成
できるもの(中略)欲張って、初めから大きな夢を探しているから、
夢の入口さえ見つけられない

夢は芋づるのように、ズルズルとつながっているものなのです。一
つの小さな夢を諦めずに掘り出していけば、また次の小さな夢が現
れる、という具合に、連鎖しているのです

◆藤沢流の夢の特徴
・芋づる式の夢
・「生涯目標」としない夢
・追いかけるだけで元気になる夢

適切な助言をもらえない多くの若者は、初期だけにしかない「ペダ
ルの重さ」が永続するものと勘違いしている

生鮮野菜のようにすぐに鮮度が落ちるスキルではなく、金や宝石の
ようにいつまでも価値が下落しないスキルを身につけておかないと危険

◆夢実現の三つのポイント
・目的地の設定 ・現在地の把握 ・道のりの細分化

夢実現に向かって前進するための方向修正をためらう必要はない

せっかくプロに大切なことを教わっても、妙なプライドからその教
えを無視したり、その教えを忘れてしまったりする人が多いことも
事実です。自分の得た幸運、教訓をしっかりと活かすこと、これも、
夢実現のための大切な技術の一つです

夢に向かうためには猪突猛進よりも、「淡々と」走り続ける方がいい

できるレベルにまで細分化すれば、あとはそれを「やり続けられる
かどうか」だけが、夢実現へのカギとなる

他の選択肢を持つということは、それだけあなたに自由をもたらす

私が最もお勧めしたいのは、「進捗管理表を作る」ことです

あなたの夢を終わらせるのは他人ではなく、あなた自身なのです

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『夢を実現する技術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569696279
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◆目次◆

はじめに 夢を持つだけで人生は変わる
第一章 夢とはごく普通なこと
第二章 夢を見つける人・見つけられない人
第三章 私の夢実現体験
第四章 現在地と目的地を知ろう
第五章 道のりを細分化しよう
第六章 時間活用術
第七章 途中で挫折しないためには
第八章 「運」を味方につけるには
終 章 夢の実現は新たな夢の始まり
あとがき

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