2007年4月20日

『なぜあの人は会社を辞めても食べていけるのか?』

【】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756910831

本日の一冊は、「週末起業」ブームの立役者、藤井孝一さんによる、「起業前の方へのアドバイス」です。

サラリーマンをやりながら、なんとなく独立・起業を考えている人は多いと思いますが、本書は、そんな人が今から何をやっておけばスムーズに成功できるかを説いた一冊。

「稼ぎ力」「人間力」「お金力」「時間力」「継続力」という、起業家に求められる5つの資質を身につけるためにどうするか、実践的なアドバイスがなされています。

起業マインドをどうやって身につけるか、アイデアをどうやって稼ぎにつなげるか、商品の値づけはどうやって行うか、起業直後に感じる不安感に打ち勝つにはどうしたらいいのか…。

漠然とした不安に応えつつ、具体的なコツについても述べられており、これから起業する人に親切な一冊です。

サラリーマンとしての生活に不満のある方は、起業した後の状態をイメージする意味でも、読んでおくと良いのではないでしょうか。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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構想力と構築力に加えて、実際に行動する力がなければ、自分のア
イデアをビジネスに仕立て上げることはできません。特に、自力で
稼ぐ際には、会社勤めと違って、誰からも催促されません。つい先
延ばしにしがちです。これを、あえて始めるためには、自分のやる
気を引き出す必要があります

起業マインドの高い会社に入っても起業マインドは身につきません。
社長の仕事はわかりますが、社長の気持ちは、結局社長になってみ
なければわからないからです

報酬に対する考え方は、サラリーマンの場合、報酬を給料(労働の
対価)で考えます。残業代などはその典型です。自分の行ったこと
に対して対価を求めるのは非常にサラリーマン的な考え方なのです

稼げる人は、自由の代わりに安定を犠牲にできる人

稼ぐ人を目指すなら、何事にもコスト意識を持つべきです

自力で稼ぐ人は、自分の生き方の「好み」を知っている

独立する前にお客さんを持っていると精神的にも物質的にも非常に
ラクになります。しかし、退職後に仕事が来るかどうかはその人の
人間性とも大きく関わっています。ですので、人間関係を大事にし
て、どんな仕事でもきちんと結果を出しておくことが大切になります

偉大な起業家の多くは、「絶対成功したい」という不屈の精神とと
もに「成功は他人のおかげ、失敗は自分のせい」という謙虚さを持
ち合わせています。この謙虚さは、人を動かし、売上を拡大してい
く上で重要なファクターとなります

まさに「儲けは人が持ってくる」です。だから、経営者は人脈を大
事にするのです

カネを継続的に生み出し、それを新たな事業に再投資していくとい
うのがビジネスのあり方です。そのためには、自分のビジネスのな
かに「儲けのツボ」(=キャッシュポイント)をつくらなくてはい
けません

稼ぐ力を磨きたいなら、会社にいるうちから自分のサービスの値付
けをしておくべきです

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『なぜあの人は会社を辞めても食べていけるのか?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756910831
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┃▼目次▼

┃ プロローグ なぜ、あの人は会社を辞めても食べていけるのか?
┃ 第1章 食べていくための考え方
┃ 第2章 人間力を育む
┃ 第3章 お金力を鍛え直せ
┃ 第4章 最強・最重要の経営資源は時間
┃ 第5章 はじめる力・続ける力
┃ エピローグ

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