2007年3月12日

『ビジョナリービジネス』

【】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862800009

本日の一冊は、作家・作曲家・起業家として世界的に有名な著者が、自らの経験をもとに作り上げた、起業ストーリー。

主人公の「僕」が創業時に出会った投資家のバーニー。彼からの助言を得て、主人公のビジネスは、着実に成長を遂げていきます。

起業家にとっての「ビジョン」や「目的」がどんな意味を持つのか、なぜ会社の成長にビジネスプランが必要なのか。

なぜ自分や他のオーナー、従業員よりも先に会社に利益を与える必要があるのか、なぜ従業員に多くを支払う必要があるのか。

起業家が直面するさまざまな問題を先取りし、その悩みに答えてくれる本書は、まさに起業家のバイブルとでも呼ぶべき一冊です。

最初から、自社のすべてを本書の理想通りに帰るのは難しいとしても、ひとつずつなら、きっと実践できることがあるはず。

ちなみにエリエスでは、本書の教えに従い、まず従業員の誕生日を休日にすることに決定しました。

ひとつひとつのアイデアはシンプルでも、それが企業経営にもたらす影響は無限大です。

経営者の心構えとして、哲学を作り出すためのきっかけとして、ぜひ一読することをおすすめします。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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あなたの大志をけなそうとする人を相手にしてはいけない。それは、
つまらない人だ。本当に偉大な人は、君もまた偉大になれると感じ
させてくれる。――マーク・トウェイン

唯一お金を使うべきものは、お金を生み出すものに対してだけです

すべての立ち上げ初期のビジネスは予想していた2倍の時間、2倍
の出費を伴う

お金はビジネスにおいて、たしかに重要だ。しかしそれは副次的な
ものだ。お金はビジネスにおける生命線、血液のようなものだが、
ビジネスが生き抜き、栄えるためには、より高い目的を持たなけれ
ばならない

悪いビジネスは存在しない。おろかな経営者が存在するだけだ

会社を健康体に保ち、そして成長させるために、いつも覚えておか
なければならないことはこうだ。それは会社が一番である、という
こと。あなたが利益を受け取る前に、会社に利益を与えなさい。他
のオーナーや従業員、その他の誰に与えるよりも前にだ。決して忘
れてはいけないよ。はじめに、真っ先に会社を大切に育てなさい。
そうすれば、会社があなたを養ってくれる。そしてすべてのオーナ
ーや従業員、そして多くの関わる人たちを、同様に養ってくれるよ
うになる

ちゃんとよくわかっているビジネスオーナー、つまり真に目覚めて
いるビジネスオーナーは、弁護士を必要としないんだ。契約書の作
成など平和な目的以外にはね

長期休暇は、本当は会社としてはそれほどお金がかかることではな
いのだ。それでいて、それは従業員にとても喜ばれる。彼らの誕生
日も休みにするといい。そして誕生日にボーナスを出してあげる。
たとえ最初は、ほんの気持ち程度の小額であったとしても、だ

従業員に十分な給料を払ってあげなさい。そうすれば、彼らはその
お金を使うことができる。それは経済全体のために良いことであり、
あなたのビジネスにとっても良いことであり、他のすべてのビジネ
スにとっても良いことだ

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『ビジョナリービジネス』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862800009
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■目次■

Key1 『理想の状態』をビジュアル化する
Key2 スッキリと先の先まで見通せるビジネスプランを描く
Key3 自分にとっての、より高い目的を見つける
Key4 会社の利益を最優先させる
Key5 従業員には気前よく利益を分配する
Key6 ゴールに導かれる経営――具体的な計画がビジョンを支える
Key7 十分に与え、そして与えられる
Key8 その仕事に情熱を持った人を雇う
Key9 直観が発する小さな声を聞き、それを信頼する
Key10 会社の成長段階に合わせて、つき合い方を変える
Key11 お金を儲けたい理由を知る
Key12 自分独自のやり方で、ビジョナリービジネスを創り出す

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