2007年2月1日

『スピードハックス』

【】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534041837

本日の一冊は、ブログ・仕事を楽しくする研究日誌「シゴタノ!」の管理人であり、『「手帳ブログ」のススメ』の著者でもある大橋悦夫さんが、仕事を速く処理するための考え方と、具体的テクニックを紹介した注目の新刊です。

※参考:『「手帳ブログ」のススメ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798111023/

「ライフハック」の考え方は、IT技術者などを中心に、以前から広まっていましたが、一般の方向けにはなかなかいい本がない、というのが現実でした。

その点本書は、一般の方の仕事の悩みに応える内容となっており、好感が持てます。

どうすれば仕事に取り組む意欲を高められるのか、どうすれば作業のスピードを上げられるのか、著者独自の視点と手法を学ぶことができます。

読んでみれば、メールチェックの仕方、スケジュールの立て方など、反省させられることが山ほどあるはず。

なかには、領収書をデジカメで撮って経理担当者に送信するなど、「そんなのあり?」と思われるような斬新な考え方も紹介されています。

「仕事の速い人」と呼ばれたい、ストレスをなくしたい、という方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆「後回し」を避けるための考え方
・時間がかかりそうであれば、もう少し小さな単位の作業に分ける
・手順がややこしそうであれば、手順ごとに作業を分ける
・作業内容がよくわからないのであれば、タスクの名前を適切なものに変える
・今日やらなくても支障がなくても、今日のうちにできる作業がないかを確認する

締切の迫ったA~Dまでの4種類の仕事があったとき、Aから一つ
ずつ直列に片付けていくのではなく、4つの仕事それぞれについて、
5分間ずつその内容をざっと確認し、どのような作業が必要になり
そうかを見渡す

元に戻すのがどれくらい容易であるかを基準に、機械やサービスを評価する

仕事には、集中して取り組みたい仕事(集中タスク)と、集中力が
途切れたときに一気に片付けたい仕事(分散タスク)の2種類があ
ります(中略)あらかじめこの2種類のタスクが交互に並ぶように
スケジュールを組んでおきます

どんなに大きな仕事でも、自分にとって”身近な時間サイズ”に小
分けにすることで、現実的な時間の見積もりができる

紙に一度だけ書き落とすことで、思い出すべき事項を減らし、心配
事も1つ減る

あれこれと工夫を凝らして自分にご褒美を用意するより、「消す喜
び」を実感するように心がける

1日をいくつかのセクションに分けて、セクションごとに時間を捉える

似たようなタスクはグループ化してしまう

幼少時にどんなことをして褒められたか、あるいは怒られたかが、
私たちの活動のモチベーションに、非常に深く関わっている

「寝かす時間」を意識して挟み込む

自分の仕事にとって核となる情報はなるべく1つのフォルダにまとめる

メモはすべて自分宛てのメールとして記録する

どんなに忙しくてもメールが届けばすぐに読みに行く、という人が
55%(中略)1日に2回ないし3回程度、メールを読み書きするた
めの時間を確保して、それ以外は見ないようにする

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『スピードハックス』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534041837
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■目次■

はじめに
第1章 まず「取りかかる」気持ちを起こす
第2章 「段取り」を決めてスピードを上げる
第3章 スピードアップにつながる「やる気」を引き出す
第4章 作業の時間をスライスして管理する
第5章 自分の今の仕事環境をテコにする
第6章 1つの「原則」を決めて作業中の迷いを断つ
第7章 「習慣の力」を最大限に活用する
第8章 「アイドルタイム」(待ち時間)を減らす
第9章 とにかく「ゴール」までたどり着く
巻末付録 仕事のスピードアップに役立つTips集

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