2007年1月17日

『小さな飲食店成功のバイブル』

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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757304110

本日の一冊は、25歳で「旅籠家」の屋号で知られる飲食チェーンの経営を任され、6年で20店舗・年商20億円にまで育て上げたという著者が、その経営ノウハウを語った一冊。

奇抜なマーケティングを語る本が多い中、《事業経営というのは、「同じことをやれば、同じような結果が得られる」》と喝破し、経営の王道を説く、骨太な内容です。

《「どのビジネスをするのか」を選んだ時点で、成功の80%が決まってしまう》など、どのビジネスにも当てはまる法則が出てきたかと思えば、《絶対に居抜き物件に絞って物件を探すように》などという、飲食特有のノウハウが飛び出し、最後まで飽きさせることがありません。

ほかにも、《一等商圏の一等立地が確保できないのであれば、一等商圏の二等三等立地を狙っていけ》《人気のあるメニューや食材同士を組み合わせることで創作料理を組み立てる》など、飲食業界を引退した著者ならではの実践的なアドバイスが目を引きます。

アイデアレベルにとどまるビジネス書が多い中で、実業の経験に根ざした、じつに読み応えのあるノウハウ書です。

飲食業界に携わる方はもちろん、すべての中小企業経営者、起業家におすすめしたい、まじめな経営書です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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市場規模が大きく大手の寡占が緩い業界は、大変魅力があります。
参入余地が大きいうえに、それなりの規模まで成長できる可能性が
高いからです

居酒屋ってそもそも「何業」なのか? という本質的な問いかけを
すると、答えは決して「酒を飲む場所」ではなく、「コミュニケー
ションスペースの提供業」という、より本質的な答えがでる

あくまでも改善に改善を重ねていける人間がいい経営者

◆会社の規模が小さいうちにやっておかなければいけない2つのこと
1.集客ノウハウを確立すること
2.2店舗3店舗と出店していく過程で、いくら投資したらいくら利
  益が返ってくるかという投資収益率のモデルをある程度確立

一等商圏の一等立地が確保できないのであれば、一等商圏の二等三等立地を狙っていけばよい

絶対に居抜き物件に絞って物件を探すようにしてください。居抜き物
件を活用することで出店の投資額を大幅に抑えることができます

◆看板メニューの開発手法
1.定番化している商品や食材をどの飲食店よりも高いクオリティー
  で提供する
2.人気のあるメニューや食材同士を組み合わせることで創作料理

優秀な料理人を外部スタッフとして見つけることができれば、商品
開発の機能としては、優秀な料理人を抱えるのと同じレベル

店の高級感やサービスの質などで見劣りすると思うのであれば、こ
のように食材原価をかけることでコストパフォーマンスを高めて互
角の戦いに持ち込めればいい

メニューの中でまず改善していかなければならないのは、売れてい
るメニューから

価格帯を狭い範囲内に絞り込むことによって、いくら必要な店なの
かがはっきりとわかる

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『小さな飲食店成功のバイブル』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757304110
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■目次■

プロローグ
1.開業前に知っておきたいこと
2.開店に向けてのヒト・モノ・カネ
3.繁盛店作りの法則
4.経営の原理原則を知ろう
5.成功軌道に乗るために
エピローグ
あとがきにかえて

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