2007年1月15日

『人脈の教科書』

【】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757304226

本日の一冊は、かつて伊勢丹のカリスマバイヤーとして知られ、現在はセブン&アイ生活デザイン研究所の社長として活躍中の著者が、人生を豊かにする人脈の作り方を指南した一冊です。

全部で160ページほどの薄い本ですが、他の人脈本では言及されていない、人脈作りの要諦および心構えが、明快に示されています。

・人脈作りの出発点は「好奇心」である
・いい人脈とはお互い「懐にはいつも刃をしのばせているような関係」
・センスを磨くには異性人脈が有効

など、いずれの主張にも刺激的な視点が満載です。

コラムとして、フジマキ氏の名刺整理術や情報収集術、これまでに行ったイベントなども紹介されており、読者の人脈構築活動に役立つこと請け合いです。

「セミナーや異業種交流会に参加しているのに、なかなかいい人脈ができない」と嘆いている方は、必読の一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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好奇心旺盛で人脈にあふれる人のまわりには、やはり同じように好
奇心旺盛で人脈にあふれる人が集まってくる。この連鎖反応が限り
なく起き出すとき、新たなビジネスが誕生し、神話が生まれる。人
脈を手に入れたいと思うのならば、まずはあなたの中に眠る好奇心
に火をつけよう

ビジネスに限って言えば、笑顔で付き合っていても、懐にはいつも
刃をしのばせているような関係。その間合いをよくわかり合ってい
る関係が本当の人脈だ

いい人脈を維持したいと思うのなら、いまある人脈を形成している
各人と共に自分もステップアップしていかなければいけない

自分が何者かわからない人、自分に何もない人には永遠に質のよい
人脈はできない

競争の向こうにはオリジナリティの世界がある(中略)「あいつに
は負けられない!」という競争のエネルギーが、いつしかオリジナ
リティを創出するエネルギーに変容していく

アレコレと相手の心中を推察するより、「面白そうだ」と感じたら、
積極的に仕掛ける攻撃性を優先したい

気になる人が集まる「なんだかわからないけど面白そうな」パーテ
ィなどを探し出し、「自腹」で「ひとり」で参加する

自分が疎まれた理由の棚卸し。そんな地道な作業が、会話や相手の
懐に飛び込むときのセンスを磨いてくれる

よく人は社内人脈をバカにして社外人脈に飛び込んでいくことが多
いが、社内人脈なくして社外人脈などありえないのだ

これから必要なのは力ではなくセンス、時代のセンスを磨くには、
異性人脈が欠かせない

いい話はどんどん蒔け、悪い話は閉じ込めろ

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『人脈の教科書』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757304226
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■目次■

本書を手にとったあなたへ
CHAPTER 01 人脈とは?
CHAPTER 02 会いたい人をイメージしよう
CHAPTER 03 欲しい人脈を手に入れる
CHAPTER 04 社内人脈の作り方
CHAPTER 05 社外人脈の広げ方
CHAPTER 06 脱仕事の人脈作り
CHAPTER 07 人脈の輪を広げよう
Last lesson 未来の世界に新たなる人脈を求めるあなたへ

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