2006年11月12日

『走りながら考える仕事術!』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534041497

本日の一冊は、日本で唯一のメルマガコンサルタントとして知られ
る、平野友朗さんによる久々の新刊です。

今回は、著者には珍しく、メルマガやメールのテクニック論から離
れて、起業の心構えやうまくいくための考え方を説いています。

内容的には、起業を目指す人以外にも役立つ内容が満載で、とくに
人との付き合い方や仕事の進め方、人脈の作り方などは参考になります。

とくに、「自分ひとりで完結する案件より、人と関わりながら進め
る案件を優先」「アピールできるものを用意してから名刺交換に臨
む」などの原則は、今すぐ実行すれば、効果が出ること請け合いの
内容です。

起業家にとっては、外注の目安、値づけの原則、クライアントを選
ぶことの重要性など、始めてみると意外に大事な話がたくさん盛り
込まれています。

ベテラン経営者なら、当たり前に実行していることばかりでしょう
が、それだけに起業したての先輩でなければ語れない内容と言える
でしょう。

いつか起業しても困らないよう、今から準備を進めたいと考える人
は、ぜひ読んでみてください。

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■ 本日の赤ペンチェック
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仕事をするということは、人と関わるということです。自分の行動
がおのずと相手の仕事や時間にも大きな影響を与えます

時間は、すべての人に平等に与えられるものです。しかし、時間の
価値やそこから生み出されるものは大きく異なります

自分の自給×かかるであろう時間>外注した場合の費用であれば、
迷わずに外注

価格の決定で本当に大切なのは、「お客様にどれだけの価値を提供できるか」

自分ひとりで完結する案件より、人と関わりながら進める案件を優先

人と人の間に立って仕事をする場合には、レスポンスはできるだけ早く

世間は、悲壮感を漂わせている人よりも、うまくいっている人が好き

生産性のない作業を削ったり、減らしたりする勇気がなければ、成長はない

お金を手にする前に、まず「使い方の知恵」を手に入れなければならない

「もしも」の事態に直面しても冷静な思考を失わないために、考えら
れる最高のリスクを想定しておきましょう

入金された後に外注先に支払いをすれば、資金がショートしなくなる

「ビジネスを成功させる秘訣は?」と聞かれたら、「捨てること」と
答えることもあるくらいです

ビジネス上で関係を作りたい相手がいるのなら、アピールできるもの
を用意してから名刺交換に臨む

お客様が契約を打ち切る理由の7割は、そのフォローの不適切さが原因

嫌な感情を一瞬でも感じた仕事はうまくいかない可能性が高い

「勝つべくして勝つ」、これがビジネスの鉄則でしょう。この鉄則
にのっとって行動するには、「いい情報」が集まる場所を見つけ、
そこに参加することです。そのためには、付き合う人の質を変える
ことが大事なのです

知られていないことは存在していないことと同じ

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『走りながら考える仕事術!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534041497
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■目次■

まえがき
第1章 走りながら考える「時間」術
第2章 走りながら考える「効率」論
第3章 走りながら考える「カイゼン」術
第4章 走りながら考える「情報」術
第5章 走りながら考える「営業」術
第6章 走りながら考える「対人」力
第7章 走りながら考える「行動」力
あとがき

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