2006年10月19日

『実践EQ 人と組織を活かす鉄則』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532312973

本日の一冊は、コンピテンシー理論の実証的体系を作り上げ、アメ
リカで「コンピテンシーの神様」と呼ばれるリチャード・ボヤツィ
スと、ウォートンスクールMBAで教鞭をとるアニー・マッキーが、
EQを実践するための考え方を説いた一冊。

全米ベストセラー『EQリーダーシップ』の著者グループが書いて
いるということもあり、その実践編ともいえる一冊ですが、内容的
には、リーダー・マネジャーのための自己啓発書です。

※参考:『EQリーダーシップ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532149754

序文でダニエル・ゴールマンが説いているように、「リーダーとし
ての最初の仕事は集団を引っ張ることではない。その第一歩は、
『自分を知って管理する』」ことなのです。

本書は、リーダーが「自己犠牲症候群」になるのを抑え、組織内に
良い循環を作るためにどうしたらいいか、その方法論と考え方を述
べています。

意識の傾注や希望、思いやりなど、当たり前のようでいて、リーダ
ーになるとなかなか実践できないEQ的活動のすべてがこの一冊で
網羅されています。

自己啓発書と何が違うの? と言われると厳しい部分はありますが、
悪いサイクルから脱したいリーダーにとっては一読の価値ありです。

ぜひ読んでみてください。

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■ 本日の赤ペンチェック
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◆持続する変革に必要な5つの大きな発見
1.理想の自分
2.現実の自分
3.学習計画をつくる
4.新しい習慣を試し練習する
5.親しい個人的な共鳴しあう人間関係を築き維持する

リーダーにとって会話とは、人々、集団、文化についての貴重な情
報を集め、人間関係と共鳴を築く好機

効率性ばかりを追求すると、自分の注目したこと以外には気がまわ
らなくなる。創造的な解決方法とか、ものごとの新しいやりかたを
すっかり見逃してしまうのだ

◆リーダーの教訓
1.リーダーは夢と大志を抱く必要があるが、周囲の人たちとのふ
  れあいも欠かせない
2.リーダーは楽観的であること、そして変化をつくる自分の能力
  を信じる必要がある
3.リーダーは現実的で実現可能な望ましい未来を描かなければならない

ビジョンで人々を鼓舞しようと思ったら、みずから明言できなけれ
ばいけない

希望に自己効力がくわわれば、可能性のある結果(希望)だけでな
く、結果に影響を与える能力の感覚(自己効力)を信じることにな
るから、現実と最終的な結果を左右することになる

私たちは自己効力にくわえて「集団的効力」も育てる必要がある。
つまり、家族、チーム、組織、国家などの集団が一丸となって事象
へ影響を与え、ある程度のコントロールを及ぼすことができる、と
いう信念である

意識の傾注、希望、思いやりを自分自身と他人のなかに育てていく
ことで、自己犠牲と再生のサイクルをコントロールしていくことが可能

リーダーになること――それも「偉大なリーダー」になることを選
択してほしい。もし自分自身をつくり変えた勇気あるリーダーから
学ぶことができれば、私たちもまた自分を再生し、維持することが
できるだろう

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『実践EQ 人と組織を活かす鉄則』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532312973
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■目次■

序文 ダニエル・ゴールマン
第1章 偉大なリーダーは人を動かす
第2章 リーダーの抱える課題
第3章 不協和はデフォルト
第4章 共鳴と再生に目覚める
第5章 意図的変革
第6章 意識の傾注
第7章 希望
第8章 思いやり
第9章 世界に変化を望むのであれば、みずからがその変化となれ
付録A パワーストレス、自己犠牲症候群、再生のサイクル
付録B 追加の演習
謝辞
原注
訳者あとがき 

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