2006年9月17日

『落ちたリンゴを売れ!』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894512386

本日の一冊は、かつてパルファン・イブ・サンローランの日本支社
長を務め、現在は年間300回以上のセミナーをこなすカリスマイン
ストラクター、箱田忠昭さんが、35歳までにすべきことをまとめた
自己啓発書です。

氏の著書はこれまで、話し方や時間の使い方など、実践的な仕事術
に関するものが多かったのですが、今回は珍しいことに自己啓発書。

どんなものかと思って読んでみましたが、全体としてはちょっと残
念な印象です。

自己啓発書を数多く読んでいる方にとっては、おそらくほとんどが
どこかで聞いたような話であり、目新しいところがあるとしたら、
マスターマインドを活用すべきだという主張や、最近あまり言われ
ない苦手を克服すべきだと言う主張、そして「嫌なことをしていく」
をはじめとする「目標達成のための七大ルール」ぐらいでしょう。

やはり氏には切れ味鋭いコミュニケーションテクニックの本を期待
したいところ。

とは言え、まだ自己啓発書そのものをあまり読んだことがない、と
いう20代の若手ビジネスパーソンには、最初の一冊としてすすめて
いいかもしれません。

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■ 本日の赤ペンチェック
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成功とは、あなた自身の価値観に基づいて
1.あなたの欲しいものを手に入れること(Have)
2.あなたのしたいことをすること(Do)
3.あなたのなりたいものになること(Be)

どんな失敗、挫折があったとしても、それはすべてこれからの人生
を良くするため、天から与えられた試練である、と思えばいい

たとえ大空を飛べる鷲であったとしても、自分はニワトリだと信じ
込んでしまったなら、飛べなくなってしまう

人生・仕事の成果=能力(スキル)×熱意(ヤル気)×考え方

【肯定語の例】 ※一部紹介
「私にまかせてください」「必ずやります」「絶対にあきらめません」
「とにかくやってみよう」「こだわらないよ」「死に物狂いでやります」

単なる希望や夢、願望は誰もが持っています。希望、夢、願望では
なく、「目標」を持たねばなりません

結局、将来成功するためには自分自身を知ること

成功した人を見ていますと、必ず頭脳協力集団がついています。一
人の力は限られています。一人で全部やろうとしても無理です

あなたの成功のカギはマスターマインドが握っています。あなたが
どんなパートナー、協力者を得るかどうかが大切です。付き合う人
は前向きで、ヤル気のある人とだけ付き合ってください。やる気の
無い人はあなたの足を引っ張ります

「会社」というよりも、悪いのは「仕事」を変わることかもしれません

◆目標達成のための七大ルール ※一部紹介
1.嫌なことをしていく
2.成功するまでやめないこと
3.人より多く働くこと
7.やるべきことをやること

自分の長所を伸ばすことが最も大切なのですが、逆にあまりにも弱
い点があると、それが足を引っ張ってしまう

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『落ちたリンゴを売れ!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894512386
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■目次■

1.落ちたリンゴを売れ!
 ―成功者だけが知っている「今日からの人生の始め方」
2.ニワトリ小屋から飛び出そう!
 ―「本当の自分」を知るために必要なこと
3.トップ3%の人だけが密かに実践していたこと
 ―夢をかなえるシンプルな目標の作り方
4.ストレートを投げろ!磨け!投げ続けろ!
 ―あなたの「実力」&「仕事」の見つけ方
5.今日はこれからの人生のバースデー
 ―成功者だけが実践する必ずできる目標達成法
6.なぜ、与えれば豊かになるのか
―成功者だけが知っている「人間関係のルール」

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