2006年9月25日

『奇跡のコーチング』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569656544

本日の一冊は、世界屈指のコーチとして、世界中の有名経営者を指
導してきた著者が、そのコーチングの要諦を示した注目の一冊です。

著者がこれまでコンサルティングしてきた企業の数は何と200社以上。
人数にして約3万人というから驚きです。

こんな著者が書いたコーチングの本、と言えば、食指が動かないは
ずはありません。

実際、その内容は、単なるお悩み相談を超え、経営トップが抱える
問題の本質に鋭く切り込んでいます。

どんなに深刻な悩みを抱えても、決して他人に話すことのできない
孤独な企業経営者。

その孤独さゆえに、舵取りを誤ってしまう人も決して少なくはありません。

本書は、そうなる前に読んでほしい、トップのためのコーチング本です。

多くの経営者が抱える恐怖とは何か、トップが抱える問題の本質は
何か、漠然とした不安の原因は何なのか…。

少しでも迷いを感じたら、迷わず手にとって欲しい一冊です。

これからトップを目指す人も、ぜひ読んでみてください。

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■ 本日の赤ペンチェック
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適切な質問をすることが、適切な答を導き出す最良の方法である

大切なのは、質問に答えるときに真っ正直に――少なくともあなた
自身にだけは正直に――答えるよう努める、ということだ

あなたが目をそらしていることは何だろう? 怖くて人に話せない
ことは? さっそく探ってみよう。早ければ早いほどいい

リーダーとして組織階層のどの部分に属するかにかかわりなく、あ
なたには信頼して秘密を打ち明けられるコーチ――たとえば同僚、
メンター(師匠)、腹心が必要だ

自分の人生における恐れを取り除きなさい。そうすれば夢に描いた
人生を追い求める余裕ができる

プライドが高すぎて助けを追い求められない状況に陥らないようにしなさい

自分の実力を最大限に発揮して最高の結果を出せる人間に進化して
いくための唯一の方法は、疑念や恐れ、失敗について語ることだ。
皮肉なことに、自分の失敗を公にしたとたんに改善の余地が見えてくる

「~すべきである」「~しなければならない」という意識に追いつ
められて日々を送っていると、本来の自分を見失う危険がある

完璧主義は成功の原動力となる。ただし完璧さをめざしすぎて事が
成就する前に人がまいってしまわなければ、の話だ

個人的な恨みを使命感に転じるというマイナス思考で働いても、周
囲の人たちを味方につけることはほぼ不可能

自分の原動力が、まわりの人たちの原動力と同じだと思いこまない
ようにする

毎日、自分自身に問いかける――会社に最も大きく貢献できること
で私にしかできない三つのことは何か? 自分の私生活を改善する
のに役立つ三つのことは何か?

人生で残された時間がわずかしかないと仮定してものごとを考えれ
ば、自分は何をすべきかという感覚が研ぎすまされてくる

あなたは生身の人間としての自分の姿を部下に見せているか?

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『奇跡のコーチング』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569656544
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■目次■

第1章 あなたにとって人生は何のためにあるのか?
第2章 あなたはどんな人間か、そして他人はあなたをどう見ているか?
第3章 あなたにとって、そして部下たちにとって何が重要か?
第4章 仕事量を減らしたらいったいどうなるか?
第5章 あなたしかできないことは何か?
第6章 余命一年とわかったら、あなたは生活を変えるか?
第7章 部下の社員があなたの最大の財産なら、なぜ社員はあなたをよく知らないのか?
第8章 あなたの給料を払っているのは誰か?ではどうして彼らを軽視しているのか?
第9章 あなたは事業を運営しているのか、それとも事業があなたを運営しているのか?
第10章 では人生をどう変えるつもりか?それとも今までと同じように生きるのか?

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