2006年8月13日

『世界で勝負したい人の荒削り5カ国語ビジネス術』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756910033

本日の一冊は、学生時代から高級外車の輸入を手掛けていたという
元「マネーの虎」、南原竜樹さんが、世界をまたにかけてビジネス
するための心構えを説いた一冊。

外国人相手といえど、やはりビジネスは人と人との関係が織り成す
ドラマ。そこには当然、人間関係における不変の真理が存在します。

本書では、ビジネスパーソンが語学を習得する以前に身につけてお
きたい心構えや、ビジネス交渉の極意、対人関係のマナーなど、さ
まざまな点に言及。

著者の実体験から抽出された、国際人としてのふるまい方が惜しげ
もなく披露されています。

巻末には、今すぐ海外に飛んでビジネスをしたい人向けに、ビジネ
ス交渉で使える表現を、何と5カ国語で表記。

もともと語学書を手掛けていた方が編集者、ということもあって、
バッチリ作りこまれています。

これから海外でビジネスをしたい、インターネットで海外の商材を
扱いたい、などという方にはおすすめの一冊です。

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■ 本日の赤ペンチェック
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世界を舞台にビジネスチャンスを見出していくのにいちばん必要な
のは、語学じゃない。海で泳ぐ勇気だけだ

いつも自分の目がどういう状態か、どういう視線を投げかけている
かを意識する。相手の目を見て話すことはもちろんだけど、言葉で
は言い切れないことも目で伝えることはできる

自分の意見をはっきりと主張することは大事だ。そのためには、言
いたいことをシナリオとして整理し、練習することだ

ビジネスっていうのは、結局は人と人とのつながりから成立してい
くものだ。僕はよく「ビジネスは自動販売機じゃない」っていうけ
ど、言葉に関していうなら、「伝言板じゃビジネスはできない」と
いえる。つまり、用件だけ伝えれば済むような関係では、ビジネス
に発展性がないってことだ

相手の文化や習慣、宗教上の慣習を知らずにうっかり行ったことが、
予期せず相手を傷つけることはある。ビジネスといえども、相手に
敬意を払うことは最低限守らなくてはいけないマナーなんだ

ビジネスでは、まず自分が交渉相手に「ふさわしい」と思ってもら
わなければ、交渉にならない

どんな国でも、どんな職種でも、100フレーズ覚えていけばビジ
ネスはできる

言葉を習得することによって、どんな具体的な成果を勝ち取ろうと
するのか。そこを見失ってしまったら、勉強するモチベーションを
高く維持することはできない

交渉っていうのは、つまり、「僕はこれがしたいんだ!」っていう
思いをいかに相手に伝えるか。その一点にかかっている

自分が損する・人が不愉快になる言葉は覚えるな

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『世界で勝負したい人の荒削り5カ国語ビジネス術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756910033
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■目次■

第1章 世界を舞台にビジネスするために
第2章 荒削り外国語習得法
第3章 一度に覚える5カ国語フレーズ

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