2006年7月28日

『内藤忍の人生を豊かにするお金のルール』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757212895

やっと晴れたと思ったら、まだどんよりした天気に逆戻りですね。

本日の一冊は、やり方次第で気分が晴れたり曇ったりする、「お金」
の殖やし方と使い方について、マネックス・ユニバーシティの代表
取締役社長、内藤忍さんが教えてくれるお金の入門書です。

結婚や出産、子育て、趣味、住まい、老後など、さまざまな局面で
求められる賢いお金の使い方を、極めてわかりやすく説明してくれ
ています。

単にお金のことばかりでなく、仕事や家庭を含めた人生設計そのも
のをどうするか、という視点から書かれており、自己啓発書として
も読むことができるでしょう。

ただ、もちろんですが、本格的な自己啓発書と比べた場合には、や
や食い足りない感があるのも事実。

わかりやすく、投資初心者には良書だと思いますが、個人的にはも
うちょっと資産運用の話、それもこれからの市場を見据えた内容が
欲しかったと思います。

とは言え、わかりやすさとバランスの良さは、相変わらず。これか
ら投資を始める方、夫婦でこれからの人生設計を考えたい、という
方は、ぜひ読んでみてください。

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■ 本日の赤ペンチェック
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投資も労働も、周囲から感謝を受けるためには努力が必要なのです。
投資の場合はその努力が見えにくいだけだとすれば、お金を殖やす
のは下品なことではありません

お金に対するポジティブな意識を持っている人は、「お金=人生を
豊かにするための手段」と考え、お金を使って夢や目標を実現する
方法を前向きに考えることができる

お金と人生の満足度には相関が無い

消費をする場合でも、価値よりも価格が安いもの、つまり割安なも
のを選択することが大切

無駄なものには使わない。その代わり無駄でない時は思い切り使う
というのが、メリハリの効いた、活きたお金の使い方

「信用」「正直」「約束を守る」、これらはお金に限らず人生の成
功のために重要なこと

お金のため、自分のため、社会のための3つのバランスが取れた仕
事をするのが理想

保険とは、確率は小さいが発生したら大きな支出になるようなもの
に対して備えるのが目的

◆住宅を購入した場合に発生する3つのリスク
1.流動性リスク 2.ローン返済リスク 3.実物資産投資リスク

不動産を買うか、借りるか、という選択を行う際に最も重要な視点
は、「生活の質」(クオリティ・オブ・ライフ)を高めるのはどち
らか」ということ

自分のお金を預貯金だけに置いている人には、社員に仕事をさせな
い経営者と同じような将来が待っている

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『内藤忍の人生を豊かにするお金のルール』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757212895
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■目次■

1章 お金とは?
2章 お金と人生のスマートな関係
3章 あなたに必要なお金はいくらですか?
4章 夢をかなえる第一歩を踏み出す

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