2006年3月25日

『「できる人」の聞き方&質問テクニック』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894512211
本日の一冊は、かつてエスティローダーのマーケティング部長や、パルファン・イブ・サンローランの日本支社長を歴任した著者が、聞き上手になるための原則とテクニックを紹介したものです。

デール・カーネギー・コースの公認インストラクターも務めた、という著者が書いているだけあって、その内容は人間心理に基づいた、「人を動かす原則」をまとめたもの。

それにセールスの達人である著者のエッセンスが加わって、さらに実践的なものに仕上がっています。

単に原則だけにとどまるのではなく、具体的にそれをどう実践するのか、実践したら、どういう効果が得られるのか。

現場を経験した著者ならではの、切れ味鋭い理論に注目の一冊です。

タイトルはビジネスパーソン全般を対象にしたものですが、内容は主に、セールスの場面で威力を発揮するもの。

さらりと読めてためになる、セールスパーソン必読の一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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他人に対して何が一番感動を与えるか? それは間違いなくその人の話を真剣に聞いてあげる、ということにほかなりません

人間関係はまず相手に関心を持ち、自分に関心を持ってもらう。相手を理解して、それから自分を理解してもらう。これが順番です

人間関係においては「何を言うか」より「誰が言うか」の方が大切

人を説得しようとする場合は、まず相手に徹底的に話をさせ、心の中にあるものを全て吐き出させます

良い質問ができれば、相手が応えてくれます。つまり、話してくれるので相手の話を聞くことができます。その結果、会話が促進します

◆人に好かれる聞き方の五大原則
1.聞き方は「八〇対二〇の法則」で
2.人の話を奪い取るな
3.相手の話を即座に否定しないこと
4.相手の言うことを即座に肯定すること
5.反論に反論しないこと

人を説得するには共感ゾーンをどんどん広げていくことが大切

◆聞き方の五大テクニック
1.うなずき効果 2.あいづち効果 3.視線効果
4.質問効果 5.メモ効果

良い人間関係を作りたいと思ったら、意識的に相手に似せたらいい

YES・TAKINGの質問をしていきますと、相手とのコミュニケーションが良くなり、結果として良い人間関係を作りやすくなります

1.人間質問、2.現状質問、3.問題質問―という質問を自由に用いて、いろいろな角度から情報を獲得することにより、こちらの作戦も立てやすくなり、説得・交渉がしやすくなる
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『「できる人」の聞き方&質問テクニック』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894512211
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■目次■
プロローグ 意外と知らない人間心理「なぜ、人は話を聞けないのか?」
第1章 なぜか結果を出す人は「聞き上手」
   「なぜ、『聞き上手は、人に好かれ、信用されるのか?」
第2章 誰も教えてくれなかった!
    相手に好印象を与える「聞き方の基本」
第3章 人間心理を利用した「良い雰囲気を作るコミュニケーション術」
第4章 これだけ知っておけば大丈夫!「できる人」の質問テクニック
第5章「できる人」だけが知っている!「良い人間関係を作るコツ」
第6章「できる人」だけが知っている! 効果的な「第一印象の作り方」
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