2006年2月13日

『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763196359
本日の一冊は、ベストセラー『営業マンは断ることを覚えなさい』の著者、石原明さんが、久々に放つ注目の新刊です。

※参考:『営業マンは断ることを覚えなさい』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756906281
タイトルからして中小企業社長にはドキッとしますが、内容も刺激的なことがたくさん書かれています。

本書の内容をひと口で言うと、「会社を成長させるための投資の心
構えと手順」です。

こういうとシンプルですが、投資というのは覚悟と知恵のいる作業であり、ほとんどの経営者はこれができないために会社を伸ばすことができないのです。

本書では、この投資を、1.販促、2.採用、3.教育、4.環境整備、5.システムの5段階に分け、それぞれについて詳しく説明しています。

読むにつれ、経営者の本当の仕事とは何か、深く考えさせられる、そんな内容になっています。

中小企業経営者、これから起業する方には必読の一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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会社には「発展」と「衰退」という二つの状態しかありえない

経営とは本来、投資して、それを大きく発展させることによって、より大きな収益を上げていくこと

販促→採用→教育→環境整備→システム、この五つの段階を経ることによって、会社は大きく発展していきます

組織化というのは何かというと、「情報や知識が社内で共有化されている」ことであり、同時に「組織としての力を発揮できる状態になっている」ということ

世の中は日々進歩しているのですから、ビジネスモデルやマーケティングを考えるときも、「自分が気づいていないだけで、もっと簡単にできる方法があるはずだ」と考えて探したほうがいい

分析力を養ううえでとても重要なのが、「事実を事実として見る」ということ

ビジネスモデルとマーケティングの感覚を身につける最もよい方法は、成功している会社の仕事や商品を見ること

成功している会社は、「生涯利益」の高い商品を選んでいます

単価の高い商品を主軸としている会社なら、リピート性の高い商品を組み合わせ、リピート性の高いものがメインの会社なら、それに関連するもっと高価な商品も売るようにしている

誰もそこまで出せないというところまで行くと、それが参入障壁になり、あなたの「勝ち」が確定される

発展していくためには、人の成長時間を考え、人材を定期的に補強していくことが絶対に必要

お金を投資してその道のプロに依頼する以上、一番いい形でノウハウを引き出すのが賢い投資家

誰も出せないほどの金額をシステムに投資してしまえば、システムが参入障壁となって、他社は逆立ちしてもかなわないという状況が生じる
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『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763196359
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■目次■
はじめに
序章 社長、「経営者の仕事」って何だか知ってますか?
第1章 会社発展の起爆剤・「儲かるしくみ」を完成させる
第2章 「新卒採用」で見たこともないような優秀な人材をゲットする
第3章 脳を刺激する「教育」と「環境整備」で差をつける
第4章 「システム投資」で競争力をつけ一人勝ちを目指す
終章 社長、あと必要なのはあなたの「やる気」だけです
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