2006年2月28日

『ビジネスコールドリーディング』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534040393
本日の一冊は、ベストセラー『一瞬で信じこませる話術 コールドリーディング』の著者による、待望のビジネスコミュニケーション論です。

※参考:『一瞬で信じこませる話術 コールドリーディング』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894511967
著者によると、「コールドリーディングとは、話術や心理テクニックを駆使して、本当は相手のことをまったく知らないのに、知っていると思わせる『騙しの技術』」のこと。

つまり、使い方次第では危険な、禁断のコミュニケーションテクニックなのです。

本書でも、営業マンのトークから、交渉、メール術まで、じつに役立つ、実践的な心理テクニックが盛り込まれています。

実際の会話例なども掲載されているので、ちょっとアレンジすれば、自分なりに使いこなせるようになるでしょう。

ビジネス交渉で優位に立つために、またプライベートや仕事で騙されないために、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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「何を言うか」「どうやって言うか」ということについては、あなたは勉強もしてきたし、経験もある。たぶん、誰にも負けないでしょう。しかし、「誰に言うか」ということを、テクニックとしてどれほど明確に意識しているでしょうか?

Weタイプ:何をすべきかをはっきりと言って欲しいタイプ
Meタイプ:何をすべきかは自分で決めたいタイプ

Weタイプは、抽象的な概念やデータよりも、具体的な「実例」で物事を理解したがります

Meタイプは文字通り「我が強い」のです。「他社さんはまだどこも採用していません」というくらいのアピールのほうがむしろ好意的に響きます

Weタイプが落ち込んでいるときには、何でもいいからとにかくアドバイスしてあげること。アドバイスの内容よりも「私のことを気にかけてくれている」と感じることで元気がでるのです

Meタイプの人の仕事ぶりを評価してあげるなら、「この仕事は君にしかできない」「君になら全面的に任せられる」と言ってあげる

出来上がってしまったイメージを後から変えるよりも、最初に少しでも好印象を作るための努力をするほうが、ずっと簡単

本当に伝えたいメッセージは、ファーストコンタクトの雑談の中に紛れ込ませる。これがコツです

お客さまがまず間違いなく「イエス」と肯定的に答えてくれるであろう会話をできるだけ繋げていけばいいのです。そうすれば、商談の中でも、あなたの言葉をできるだけ肯定的に受け止めようとするようになる

相手の潜在意識を味方につけるには、相手を決して否定しないことです。そのままを受け入れてあげること。そのままを導いてあげること

◆ダブルバインドのテクニック
「買うか/買わないか?」という論点から、「A/Bどちらを買うか?」という論点にすり変える
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『ビジネスコールドリーディング』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534040393
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■目次■
第1章 まずはこれだけを頭に叩き込め! WeタイプとMeタイプ
第2章 コールドリーディングでファーストコンタクトはここまで変わる!
第3章 考え方一つでどんなトラブルもエレガントに乗り越えられる
第4章 自分の中のカリスマを呼び覚ます一か月プログラム
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