2006年1月7日

『苦手意識は捨てられる』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806123277

毎年、年始になると、「今年こそは」ということなのでしょうか、ダイエットや禁煙などの本が良く売れます。

新たな年を迎えたのを機に、苦手なものを克服したい、と考える人も多いのではないでしょうか。

本日の一冊は、そんなみなさんに、苦手意識を克服する方法を伝授してくれる一冊です。

NLP認定トレーナーである著者が、NLPの概略と、それを使って苦手意識を克服する方法を指南しています。

著者によれば、「苦手意識」は、われわれ特有の回路で、一度作り上げた回路を変えるのは、簡単ではない、とのこと。

本書では、このなかなか変えられない回路をどう書き換えていくか、という点をズバリ指南。

内容が簡単すぎるきらいもありますが、これ一冊読めば、新年は新たな良い習慣でスタートできるのではないでしょうか。
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■ 本日の赤ペンチェック
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目の前で実際に起こっている体験は、それほどたいしたことはないのかもしれないのに、そのたびに、それを上回る「内部で作った自分特有の恐怖に満ちた体験」を再現しているということが、「苦手意識」を作ってしまう原因

「何かうまくできたこと」「楽しい体験」の感覚を意識的に使うことで、逆に、自分の望む結果を手に入れることができる

一度学んだことを「くり返す」のが脳の基本的な働き

「アンカーリング」というスキルは、自分がある困難な状況におかれた時、過去に自分が体験したすばらしいプラスの感情や情動を現在に移動させて、自由に使えるようにする方法

私たち(の脳)は、「よくない状態のほうにより多く連合しがち」

問題を抱えて恐怖や不安の状態にはまり込んで悩んでいる状態は、問題に「連合」していることになります。その状態にいるかぎり、身動きがとれないために問題解決を困難にします。そこで、そこから一歩離れて、まるで第三者の立場で自分を眺めるのが「分離」

リソース(役に立つ経験)が見つからないと思う時は、「モデリング」(うまくやっている人のマネをすること)

やめたくてもやめられない行動を、強い意志や指示による力で抑えるのではなく、その「肯定的な意図」を、別の方法で満たすような方法を探す

◆6段階リフレーミングの方法
1.あなたがやめたくてもやめられない行動を特定
2.その行動をさせている部分と話・交渉できるようにする
3.やめたいという特別の行動と、その裏にある肯定的な意図を切り離す
4.心の中の知恵袋「創造的な部分」にアイデアを出してもらう
5.新しいアイデアを使うことについて、その部分の同義を得る
6.新しいアイデアを使うことでよくない影響がないかをチェック
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『苦手意識は捨てられる』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806123277
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■目次■
第1章 なぜ、「苦手意識」は生まれるか
第2章 NLPとはどんなスキルなのか?
第3章 「苦手意識」を一瞬で消すNLPのスキル
第4章 実生活を劇的に向上させるNLPのスキル
第5章 日常よく起こる問題をNLPで解決する
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