2006年1月24日

『できる人のビジネスマナー』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475050422X
本日の一冊は、挨拶から「報・連・相」、席次、話し方まで、さまざまなビジネスマナーの基本をコンパクトにまとめた一冊です。

執筆を担当しているのは、オムロンやオリックス、クレディセゾン、ローソンなどにも社員研修サービスを提供しているというザ・アール。

本書では、その研修のエッセンスを、親しみやすい図やイラスト入りで紹介しています。

挨拶、席次に関してはまったく問題ないという人も、敬語や名刺交換に関しては、気づかぬところで粗相をしているもの。

つまらないことで信頼を損ねないためにも、ぜひ読んでおきたいところです。

新入社員はもちろん、この機会に正式なマナーを押さえたい、という人におすすめの一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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◆上座はどこ?
基本ルールは入り口から見て奥の席が上席です。貴重な絵画や窓の外の景色がよく見える席が上席の場合もあります

◆関係修復のスキル
おすすめしたいのが、「私はこう思う」と語りかける”Iメッセージ”です。その逆が「あなたはこうですね?」という”YOU”メッセージ。YOUメッセージで物を言われると、相手は勝手に決めつけられた気がして不快に思う

◆”手ぶら”での企業訪問は禁物
「会ってよかった」と思ってもらえる”情報”や”テーマ”を持っていくのがマナー

◆アポイントメントの心得
・日時・場所をはっきりさせる ・なるべく要件をはっきりさせる
・所要時間をはっきりさせる ・人数を伝える

◆話を途切れさせないためのステップ
1.共感の言葉で返す 2.相手の言葉を繰り返す
3.限定する 4.自分の話をする

◆相手に通じる話し方「ホールパート法」
1.全体「○○についてお話します」「お話したいことは3つです」
2.部分「1つ目は……。2つ目は……。3つ目は……」
3.全体「以上3点をよろしくお願いします」

◆人を説得するための話し方「PREP法」
Point(要点)「~してください」
Reason(理由)「なぜなら~」「その理由は~」
Example(事例)「たとえば~」「こうすれば~」
Point(要点)「ですから、~してください」「~をおすすめします」

◆使いこなしたい「3つの空間」
1.理性の空間(相手の真正面)真剣の度合いの強いミーティング向き
2.情の空間(正面から左右45度くらいまで)リラックスして会話
3.恐怖の空間(目が届かない背中側)よほど親しくない限り避ける
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『できる人のビジネスマナー』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475050422X
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■目次■
Lesson1 Self Control セルフコントロールで仕事の準備OK
Lesson2 Manner    オフィスマナーは強い武器になる
Lesson3 Open Mind   オープンマインドで信頼を勝ち得る
Lesson4 Pacing    ペーシングで相手の心をほぐす
Lesson5 Professional プロフェッショナルとして一人立ちする
Lesson6 Business Tool ビジネスツールを上手に使う
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