2005年12月7日

『ドラッカー365の金言』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300739

本日の一冊は、マネジメントの巨人・故ドラッカー氏の珠玉の言葉をまとめたものです。

ドラッカー氏の社会・経済に対する洞察や、氏がとらえたマネジメントの本質、知識労働者が持つべき心構えなどが、「365の金言」としてまとめられています。

ここに掲載されているのは、氏のこれまでの著作のエッセンスであり、知識労働やマネジメントに必要なものは、ほとんどここから読み取ることができます。

氏の著作一冊一冊を読み直すことは大変ですが、本書があれば、これまでに読んだもののエッセンスを思い出し、その言葉の深い意味をかみしめることができるでしょう。

すべてのマネジャーおよび知識労働者におすすめしたい一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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真摯さを絶対視して、はじめてマネジメントの真剣さが示される。それはまず人事に表れる。リーダーシップが発揮されるのは真摯さによってである。範となるのも真摯さによってである

再設計や修正なしに、長期にわたって成果をあげる活動はありえない

二つの言葉が、あるべき組織の精神を要約する。一つはアンドリュー・カーネギーの墓碑銘「己よりも優れた者の助けを得る技を知れる者、ここに眠る」。もう一つは身体障害者雇用促進キャンペーンのスローガン「重要なことは、できないことではなく、できることである」である

リーダー的存在であるためには、公共の利益が自らの利益を決定するといえなければならない。この確信だけが、リーダーとしての唯一の正当性の根拠である

マネジメントの役割は、人が共同して成果をあげることを可能にし、強みを発揮させ、弱みを無意味なものにすることである

自ら未来をつくることにはリスクがともなう。しかし、自ら未来をつくろうとしないことのほうがリスクは大きい。成功するとはかぎらない。だが、自ら未来をつくろうとせずに成功することはない

リーダーは権限を委譲する。だが、範となるべきことについては委譲しない。自ら率先して行なう

百発百中に近い人事を行なう人は単純な前提に従っている。人を見分ける力などありえようはずがないとの前提である

プロとしての最大の責任は、二五〇〇年前のギリシャの名医、ヒポクラテスの誓いのなかにはっきり示されている。
「知りながら害をなすな」である

知識労働者たる者は、仕事のなかに継続学習のプロセスを組み込んでおかなければならない。知識組織は学ぶ組織であるとともに、教える組織でなければならない

組織がもつ特別な能力が顧客価値と一致するとき、中核的能力が生まれる

自らの製品、サービス、プロセスを自ら陳腐化させることが、誰かに陳腐化させられることを防ぐ唯一の方法である
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『ドラッカー365の金言』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300739
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