2005年11月6日

『絶妙な話し方の技術』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475690890X

本日の一冊は、米国NLP協会の公認NLPトレーナーであり、多くの企業幹部にマネジメントやコミュニケーションを教えている著者が、他人を動かすための話し方のテクニックをまとめた一冊です。

約180ページの薄い本ではありますが、その分、余計な概論や前置きを排して、実践的なノウハウをぎっしりと詰め込んでいます。

円滑なコミュニケーションを妨げている「思考ノイズ」の消し方や、相手の印象を高める方法、相手にNOと言わせない説得の技法まで、話べたな人でも実践できる、手軽なノウハウが満載です。

営業マンやマネジャーはもちろん、話術を磨きたいすべての人におすすめしたい一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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話ができないのは話し方が悪いからではない

話がしにくい理由の根拠は、あいまいなあなたの創造であり、現実ではない。話のできない原因のほとんどが、よけいな思考ノイズなのだ

人によって、いやな感覚や心地いい感覚を引き起こすイメージのエレメント(要素)があるのだ。イメージエレメントを換えることで、いやな感覚を薄めたり、いい気分を増幅したり、感覚を書き変えることができる

◆第一印象は高めなくていい
・第一印象がいい人とはつきあいが長続きしない
・第一印象がいいことが逆効果になることがある

◆よい第一印象より第一印象とのギャップ
脳は、目の前の現象そのものを認識し、記憶するのではない。「似たもの」と「違うもの」を瞬時に認識し、過去のデータベース(知識、経験)と照らし合わせて、データベースに再インプットする。特に「ギャップ」はインパクトとなって記憶に残りやすい

論理的な話は右耳、感情に訴えるには左耳に語りかける

◆説得力を増すための3つのポイント
1.ゆっくり(動く/話す)
2.身体をまっすぐに(軸をもち、肩を下げ、胸を張る)
3.視線はまっすぐに(相手を観る、少なくとも前を見る)

◆会話の心地よさを実現するチューニングスパーリング
1.自分の話を呼吸に合わせる
2.瞬きを合わせる
3.相手の声の大きさに合わせる
4.声のスピードを合わせる

自分がどうしたいか明確でなければ、相手にどうしてほしいかは浮かんでこない。相手にどうしてほしいのかが明確じゃないと、そのために「何を」「どのように」話すべきかは永遠に浮かんでこない
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『絶妙な話し方の技術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475690890X
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■目次■
第1章 例の方法「ノイズ・リダクション」
    あなたの思考が口べたを創っている
第2章 例の方法「インパクト・インプレッション」
    初対面で第一印象を高めると人間関係は長続きしない
第3章 例の方法「コングルーエント・ラポール」
    あなたの言葉がどう受け取られるかは話す前にすでに決まっている
第4章 例の方法「ノンバーバル・トーキング」
    なぜかYESと言いたくなる
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