2005年8月2日

『富を手にする「ただひとつ」の法則』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894512009/
本日の一冊は、フォレスト出版の編集者が、本田健さんの本棚にあった古典に目をつけ、復刊したという、幻の自己啓発書です。

原書は、1910年に書かれており、あのジェームズ・アレンの名著、『原因と結果』同様、アメリカの成功者たちの間で読み継がれてきたものです。

※参考:『原因と結果』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763195093/

いかにも自己啓発書の古典らしく、豊かになるための原理原則と、それに沿った考え方、そして行動指針が、シンプルながら味わい深い言葉でつづられています。

「自身の能力を最大限に活用することが、人を助けることにもなる」という考え方や、「対価にまさる利用価値を提供」することの大切さ、相手に「繁栄の感覚」をもたらすことの意味…。

人生や仕事に役立つ、示唆に富んだ言葉が、本書のいたるところに散りばめられています。

何をなすべきか、いかに行動すべきか、悩んだときにめくってみたい、そんな一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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我々は人生に三つの目標を置き、丈夫なからだをつくり、知力を鍛え、こころを豊かにするために生きています。これらのうちのどれかが優位に置かれたり神聖視されてはいけません。それぞれが同じように大切なのです

豊かになれるかどうかは、特定の仕事に就いていることではなく、あくまでも《確実な方法》にしたがってものごとを行なえるかどうかにかかっています

流れに逆らうのではなく、流れに乗ることで人は多くの機会に恵まれます

見かけにまどわされることなく、「真実」を思考することあらゆる外見の下に隠れた本質的な事実を理解すること

あなた自身の能力を最大限に活用することが、人を助けることにもなる

目に見える形で与えられたものではなく、《混沌》の中に眠る無限の豊かさに目を向けてください

だれに対しても、対価にまさる利用価値を提供してください。そうすれば、取引をするたびに、あなたのおかげで世界中の人々の生活が向上します

言葉を連ねてくり返しても、望みを伝えることはできません。そのためには、手に入れたいという、ゆるぎない「決意」と強い「確信」をもって、イメージを練ることが必要です

思考と行動が一致しないために、それ以外のことでは科学的な思考をする人たちが挫折してしまう

思いどおりの仕事をしようとするなら、すでに認められた能力を積極的に利用して、《確実な方法》にしたがって、まず日々の仕事をこなすことから始めてください。その場合には必ず、相手に「繁栄の感覚」をもたらすことが秘訣となります

確実に進歩するためには、今の仕事をやりとげるというだけでは足らないのです。確実に進歩する人とは、今の立場におさまりきらない人であり、なにになりたいかが明確になっていて、「かならずそうなる」という希望と決意をもった人です
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『富を手にする「ただひとつ」の法則』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894512009/
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■目次■
第1章 富を手にする権利
第2章 富を手にする「ただひとつ」の法則
第3章 機会は限られた人だけのものか?
第4章 富を手にするための基本原則
第5章 限りない恵みの世界
第6章 富は、どこからやってくるのか?
第7章 富をよぶ「感謝の気持ち」
第8章 「確実な方法」にしたがって思考する
第9章 意思力の正しい用い方
第10章 さらなる意思力の用い方
第11章 「確実な方法」にしたがって行動する
第12章 成功の日々をもたらす行動
第13章 最適な仕事を見つける
第14章 人を惹きつける強い力
第15章 進歩する人間でありつづける
解説──本田健 富を手にする「ただひとつ」の法則を日常生活で実践する方法
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