2005年7月24日

『遊ぶ奴ほどよくデキる!』

http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093794537
仕事の達人は、往々にして遊びの達人でもあったりするのですが、本日ご紹介する『遊ぶ奴ほどよくデキる!』の著者、大前研一さんもまたそんな達人の一人です。

本書では、ビジネスパーソンが日頃の疲れを癒すため、また人生を充実させるための手段として、休暇の過ごし方にスポットを当てています。

外資系企業で活躍していた著者だけに、長期休暇を取らなければ実践できないレジャーも若干ありますが、紹介されているものの多くは、週末や連休、アフター5などを使って気軽に実践できるものです。

現在、漫然と行っている家族サービスや非合理的なお金の使い方を改め、よりクリエイティブで刺激的な遊びを楽しむよう、読者を促している、じつに読み応えのある本だと思います。

大前さんの一連の著書やメルマガでも見せる、ロジカルな考え方と、
海外も含めた豊富な情報ソースが、本書の魅力と言えるでしょう。

※参考:メルマガ「ニュースの視点」

http://www.lt-empower.com/mag2

人生を本当に楽しむためには、仕事と遊びの両方が充実していなければなりません。本書は、そのための一助となる本だと思います。
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■ 本日の赤ペンチェック
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小さな不完全燃焼を何度も繰り返すよりも、数は少なくても本場で集中的に楽しみ、完全燃焼する――これもまた、オフを充実させ、楽しむためのコツのひとつである

◆オフを完全燃焼するための鉄則
1.自腹で楽しむ 
2.本場で楽しむ

◆ひとりの時間を使ってじっくりと思考をするための留意点
1.スケジュールに組み込んで習慣化する
2.リフレッシュのための空間と、思考のための空間を使い分ける
3.そこに身を置くと集中してモノが考えられるという場所を作り、定番化

◆国内旅行を楽しむためのポイント
1.旅行プランは「滞在型」で
2.「行き当たりばったり」を恐れない
3.「お土産禁止」の励行

◆気軽な小旅行のポイント
1.みんなと同じ場所に行かない
2.閉ざされた空間ではなく開かれた空間で楽しむ

どういう人生を送るかは何にどれだけの時間を使うか、どういう人と付き合うか、で決まる

これは、と思った店を馴染みの店にしたいのなら、まずは料理人を立てること。それでいて決して媚びない。美味いと思ったときだけ素直にほめる

◆父親が書斎を持つメリット
1.自分の居場所ができて、精神的にリラックスできる
2.ビジネス能力を高めるための勉強を落ち着いてできる
3.勉強している姿を子供に見せられる

仲のいい夫婦は一緒に過ごすイベントと別々に過ごすイベントのバランスがとてもいい

◆一生つきあえる趣味を選ぶ”3つの鉄則”
1.40歳を過ぎたら、定年後に続けられる趣味を持とう
2.さまざまな年代の仲間と一緒に楽しもう
3.発表の機会がある趣味を選ぼう
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『遊ぶ奴ほどよくデキる!』

http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093794537

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■目次■
序章 「勝ち組」の条件はオフにあり!
1章 年齢不相応の精神を持て!
2章 ブルーマンデーを撃退せよ
3章 旅に出よう
4章 オフのIT活用術
5章 酒場はこう楽しめ
6章 家族マネジメント術
7章 目から鱗の子育て術
8章 老後は今から備えよ
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