2005年6月5日

『あなたの仕事が劇的に変わるメール術』

http://tinyurl.com/dazfw

本日の一冊は、メルマガコンサルタントとして名高い、平野友朗さんが、ビジネスEメールの効果的な書き方とマナーについて論じた一冊です。

メールを使うことのメリット・デメリットや、効果的な件名の書き方、本文の構成、見やすい書き方の工夫など、メール作成の基本から、応用テクニック、心構え、マナーまでが書かれています。

相手が自分に会いたくなる書き方や、すぐに行動を起こしてもらえる書き方、決してやってはいけないことなど、内容はじつに細かく、参考になります。

誰もが知っているような基本についても説かれていますが、意外と見落としがちなポイントや、知らず知らずの間に相手に不快感を与えてしまう書き方などにも触れられており、著者のEメールへの配慮が伝わってくる内容です。

最近は煽り系の同報メールがたくさん送られてきたり、名刺交換をしただけなのにメルマガに登録されていた、などという事態も増えています。

乱れたメールマナーを見直す、いいきっかけとなるかもしれません。

ビジネスでメールを使うすべての人におすすめしたい一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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電話を使った重要案件への取り組みは、トラブルが多いのです。記録に残らないため、「言った、言わない」の論争に発展することがあります(中略)メールであれば、履歴が証拠となって一気にトラブルを解決できます

そもそも、言葉の感じ方や受け取り方には個人差があります。その上でさらに、相手が置かれている立場や状況は一定ではないのです。オールマイティに使える表現などないと言えるでしょう

◆件名をつけるときのポイント
1.「何の」用件なのかを書く
2.「いつの」用件なのかを書く
3.「どうしたいのか」(概要)を書く

◆メール本文の基本的な文章構成
1.相手のお名前 2.名を名乗る 3.挨拶 4.用件 5.本文 6.末文 7.署名

転送をする場合は、本文を編集・加工しないのが基本的なルール

ビジネスをする上で「信用」という問題を考えるのなら、フリーメールは使用を控えたほうがいい

◆「返事はお暇な時でかまいません」という表現の問題点
相手に心理的な負担をかけてしまう

ビジネスでメールを送る場合には、相手のことを調べるのは当然

見込みのありそうなお客様には時間と足を使い、見込みのないお客様には、メールを使ってほどほどに接触頻度を維持しておけばいい

「こころ」が動かされる文章とは、相手のことをよく考えて書かれた文章

素早い返信で、しかも文章量が多かったりすると、人はびっくりするものです。驚きと共に、感謝の量も増大します。その結果、「こころ」の距離がぐっと縮まり、顧客化が進むこともあるのです
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『あなたの仕事が劇的に変わるメール術』
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■目次■
はじめに モテ経営者になる
第1章 小さな会社が有利な時代
第2章 8つの「ウソ」をゴミ箱へ
第3章 成長しなくちゃ、会社じゃない!
第4章 イノベーションのヒケツ
第5章 あなたが変身するヒント
おわりに 生きることは、変わること
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