2005年1月25日

『マーケティング10の大罪』

http://tinyurl.com/3uwfl

本日の一冊は、マーケティングに携わる人なら、とりあえず買わなくてはいけない(笑)、フィリップ・コトラー教授の新刊です。

タイトルにある「10の大罪」とは、現在、マーケティングが直面しているさまざまな問題を引き起こしている要因のこと。

この10の要因をそれぞれ深く掘り下げ、解決策を示しているのが、本書、『マーケティング10の大罪』です。

具体的にどんな要因が挙げられているのか、さっそく見て行きましょう。
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■ 本日の赤ペンチェック 
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◆マーケティングの10の大罪
1.市場の定義が不明確で顧客主導になっていない
2.ターゲット顧客を十分理解していない
3.競合に対する認識が不足している
4.利害関係者との関係を適切に管理できていない
5.新たな機会を見出せない
6.マーケティング計画およびその策定プロセスに問題がある
7.製品やサービスを十分に絞り込めていない
8.ブランド構築力やコミュニケーション能力が低い
9.マーケティングを効果的・効率的に推進できる組織になっていない
10.テクノロジーを活用しきれていない

デモグラフィックスによって市場を細分化しても(たとえば、三〇歳から五〇歳までの男性)、セグメントを構成する個々人のニーズ、選考、価値観などは多種多様

他業界から転職してきたセールス・パーソンは、その業界のことを熟知しているばかりでなく、人的ネットワークを築いている場合も多い。いずれも、システムを販売するにあたって大きな武器となる

パートナーを大切に扱う企業には優秀な人材が集まり、一流のサプライヤーや流通業者が取引を求めてくるだろう。こうした人々がチームとして一致団結して動けば、競合他社を上回る業績を達成できるに違いない

優れたアイデアの多くは、市場環境の変化に着目する中から生まれてくる。市場環境を構成する主な要素としては、政治、経済、社会、技術、環境などがある

新製品を成功させたいのであれば、バーティカル・マーケティングとラテラル・マーケティングの両方の手法をマスターする必要がある

マーケティング担当マネジャーに弾力性予算を組ませる
(ストレッチ目標よりも効果が高いと思われる)

ブランドそのものの価値を見積もるのではなく、ブランド・エクイティと相関関係にある指標を選び、その値をモニターしたほうが効果的(ティム・アンブラー教授)

ブランド・マネジャーは広告会社に、穏当な作品から野心的な作品まで、三つのキャンペーン案を出させるのがよいだろう。また、一社に頼らず複数の広告会社を競わせたほうが、優れたキャンペーン案が生まれやすくなる

とりたててどうということもない出来事に、ドラマ性や娯楽性を付与すること、これが経験マーケティングの目的である

マーケティング関連の定型的な意思決定は、人間が行うよりもソフトウェアに任せたほうが効果的
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ベストセラーとなった前作『コトラーのマーケティング・コンセプト』同様、コトラー教授の本としては、かなり読みやすい部類に入ると思います。コトラーの主張のエッセンスを知りたい方にはおすすめの一冊です。

※参考:『コトラーのマーケティング・コンセプト』
http://tinyurl.com/3r44s

というわけで、本日の一冊は、

『マーケティング10の大罪』
http://tinyurl.com/3uwfl

です。200ページちょっとの薄い本で、非常に読みやすくまとめられています。

■目次■
イントロダクション マーケティングの現状
第1章 市場の定義が不明確で顧客主導になっていない
第2章 ターゲット顧客を十分理解していない
第3章 競合に対する認識が不足している
第4章 利害関係者との関係を適切に管理できていない
第5章 新たな機会を見出せない
第6章 マーケティング計画策定プロセスに問題がある
第7章 製品やサービスを十分に絞り込めていない
第8章 ブランド構築力やコミュニケーション能力が低い
第9章 マーケティングを効果的・効率的に推進できる組織になっていない
第10章 テクノロジーを活用しきれていない
エピローグ 効果的なマーケティングのための十戒
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