2004年8月3日

『加速成功』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763195956/

本書は、合資会社諸葛孔明の代表であり、「サラリーマン起業で年収3倍倶楽部」を主宰する著者が、ミリオネアになる過程で習得した成功法則を披露した1冊です。

著者は、大学卒業後、証券会社でお金持ち相手の営業を担当していたそうで、それがきっかけでお金持ちやトップセールスマンの成功哲学を学ぶ機会に恵まれました。

彼はこれをきっかけに、自身もトップセールスマンになり、やがてコンサルタントとして独立。独立後わずか1年半で、年収を9倍にすることに成功したそうです。彼は、このように短期間で成功することを「加速成功」と呼んでいますが、その「加速成功」の秘訣とは一体何なのでしょうか。要点をまとめてみましょう。

■ 勉強を怠らない(たくさん本を読み、ケースを学ぶ)
  ※いい本は全体の0.1%。月に4万円は本代に使うこと
■ トップセールスマンは、発想や時間の使い方が違う
  ※考えることに時間をかけ、残りの時間で行動する
■ 成功者と自分との「違い」を考える
■ 何を学びたいのかを明確にする(質問力が必要)
■ 師匠を選ぶときには相手のバックグラウンドに注目する
■ 自分が得意なことと苦手なことを明確に知る
■ 楽しいこと、ワクワクすること、得意なこと、の重なる部分
  を見極めるため、エゴを押し通すこと
■ 「十兎を追って三兎を得る」の発想
■ 大きな目標を掲げ、「やる」と決める
■ 達成の期日を決める
■ 自分がそうなりたいと思う人物をモデルに設定し、教えを乞う
■ 小さな結果を出すことにこだわる
■ 競争相手がいなくなるくらい、マーケットを狭める
■ 最悪のケースをイメージし、心から目標に同意する
■ 途中であきらめない
■ 決められたコースを捨て、近道を探す

ここから読み取れるのは、成功へのプロセスを、漠然としたものから、確実なものへと変換するためのさまざまな工夫です。

まずは己を知ること。そして自分が実現しようと思っている姿といまのギャップを明確にすること。そしてそのギャップを克服するために師匠や本から学び、実践すること。そして、大きな成功を実現するためには、大きな目標を掲げ、達成の期日を決め、決してあきらめないこと。

こうしたプロセスを加速させるために、著者は、

「考えることに時間をかけ、残りの時間で行動する」
「成功者と自分との『違い』を考える」
「十兎を追って三兎を得る」(複数のものを同時に試し、比較検討する)
「決められたコースを捨て、近道を探す」

といったことを推奨しているわけです。勉強になりますね。

というわけで、本日の1冊は、

『加速成功』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763195956/

です。200ページちょっとの本で、文字数も少ないので、おそらくさらりと読めてしまうでしょう。

目次

プロローグ 成功には近道がある
第1章 とことん成功者をマネすることから始めろ!
第2章 わがままを押し通し、「有能の輪」に磨きをかけろ!
第3章 とにかく使命をでっち上げろ!
第4章 何が何でも「結果を出す力」を身につけよ!
第5章 「できない」ことでも「できる」と確信せよ!
第6章 「失敗しない」は大失敗であることに気づけ!
第7章 近道を見つけることに全力を注げ!
エピローグ 十年あれば偉大な仕事ができる
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