【よく寝て、働く!】
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リンダ・グラットン教授が「人生100年時代」を謳ってから久しいですが、50歳~70歳まで働くためには、身体とうまく付き合う方法がわかっていないとダメ。
本日ご紹介する一冊は、50歳以降、誰もが直面する「睡眠不調」を扱った、注目の一冊です。
著者は、これまで計120社、累計6万5000人の睡眠改善をサポートしてきたという、上級睡眠健康指導士の角谷リョウさんです。
著者は、セミナーや4週間の睡眠改善プログラムで一般の方の睡眠指導をしており、本書では、その中で実際に効果のあったメソッドを紹介しています。
医者ではないので、エビデンスが弱いところもありますが、生活が整うという意味で、忙しいビジネスパーソンには、一読の価値ある内容です。
50代になると、60%の人が夜中にトイレで起きるようになるのですが、これが睡眠不調の原因となり、放置すると死亡リスクが上がってしまう。
では、どうすればトイレで起きなくなるのか、どうすればぐっすり眠れるようになるのか、本書では、その具体的なやり方が書かれています。
実年齢より20歳~30歳若い脳機能を持つ「スーパーエイジャー」になるヒントも書かれており、これは年齢かかわらず読んでおくべきでしょう。
■スーパーエイジャーたちの習慣や特徴
1.少しきつめの運動をしている
2.楽器を弾いている
3.2カ国語以上を日常で使っている
4.瞑想している
5.年を取ることをポジティブに捉えている
6.積極的に人と関わっている
7.深い睡眠が取れている
すべてにおいて、「お手軽コース」と「本気コース」が示されており、予算やかけられる時間・手間を考慮して、自分に最適なやり方が選べるのがポイントです。
さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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寝る1時間前までに水分補給は済ませておいて、寝る前は「うがい程度」にすると良い
科学的に証明されているわけではないですが、腹巻きをすることで、多くの50代の方の夜のトイレ回数が改善されます
20代までは寝具で睡眠の質は変わらない
年齢が上がるほど、マットレスやシーツ、パジャマなどが睡眠の質に影響する
光環境の改善 お手軽コース
・寝る1時間前に天井照明の明るさを落とす
・お手軽な間接照明を購入する
・蛍光灯を白色系から暖色系に変える
マットレスの改善 本気コース
・厚さが10センチ以上の高級マットレスを購入する
・ニトリなどのコスパの良いブランドの最上級マットレスを購入
・高級寝具メーカーの廉価版マットレスを購入する
寝巻きの改善 お手軽コース
・重ね着をしない
・スウェットではなくパジャマを着て寝る
・上半身裸の人は綿などの肌着を着る
寝室の断捨離 お手軽コース
・寝室に掃除機をかける
・シーツなどの寝具の洗濯
・寝室のモノを減らす
睡眠圧を上げる実践法
1.新しいことを1日1つ以上行う
2.体に強い負荷をかける習慣を取り入れる
3.脳に強い負荷をかける習慣を取り入れる
次におすすめがストレッチです。意外かもしれませんが、50代になって最も低下する体の機能は、「体力」でも「筋力」でもなく、「柔軟性」です
猫背・巻き肩タイプにおすすめのお手軽コースベスト1位「タオルストレッチ」
筋肉の緊張持続タイプにおすすめのお手軽コースベスト1位
「暗闇風呂(マインド風呂ネス)」
内臓の緊張持続タイプにおすすめの本気コースベスト1位
「寝る3時間前から食べない」
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あくまで客観的な立場で快眠グッズ、サービス、トレーニング方法についても紹介があり、具体的な情報を求める向きには重宝すると思います。
1つ、2つでも取り入れるだけで、生活が整い、睡眠の質も向上する予感がします。
ぜひ、読んでみてください。
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『働く50代の快眠法則』角谷リョウ・著 フォレスト出版
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◆目次◆
はじめに
第1章 50代の睡眠改善で人生の後半戦が決まる
第2章 50代は睡眠改善の前に「夜のトイレ対策」が必須
第3章 50代の睡眠の質は「睡眠環境」が9割
第4章 50代の快眠のポイントは「睡眠圧」にあり
第5章 寝る前に体をリセットする方法
第6章 寝る前に脳をリセットする方法
おわりに
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